「功罪相半ばする」の意味
【ことわざ】
功罪相半ばする
【意味】
こうざいあいなかばする
【意味】
よい面もあるけれど、それと同じくらい悪い面もあって、どちらと決めかねる。
あ、それって、例えばサッカー選手がたくさんのゴールを決めたけど、オウンゴールもしたみたいな感じやな。
良いこともあれば、同じくらい悪いこともある、ってわけ。両方の面をちゃんと見て判断しなあかんってことやね。
「功罪」は、手柄と罪、よい面と悪い面。
「相半ばする」は、半分ずつで、どちらも同じくらいであるということ。
「相半ばする」は、半分ずつで、どちらも同じくらいであるということ。
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「功罪相半ばする」の解説
カンタン!解説
「功罪相半ばする」っていう言葉は、どちらかというと、「良い点と悪い点が同じくらいあって、全体としては中途半端」という意味だよ。
例えば、ある人がすごく努力して何かを成功させたけど、その過程でちょっとズルいことをしたり、他の人を傷つけてしまったりした場合に使うことができるよ。その人の行動を評価するときに、成功した部分は「功績」として評価されるけど、ズルいことをした部分は「罪過」として評価される。それがちょうど半分ずつあるような場合に、「功罪相半ばする」と言うことができるんだ。
簡単に言うと、「良いところもあるけど、悪いところもある」という感じかな。
「功罪相半ばする」の使い方
健太くん。空手の大会で優勝おめでとう!とても頑張ったわね。
うん。ありがとう。今でも信じられないよ。
だけど、今回の優勝は、功罪相半ばするわよね。空手の練習のために、学校の勉強をさぼり続けたんだもの。次は、両立しながら優勝しないとね。
ともこちゃんは、厳しいなあ。
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「功罪相半ばする」の例文
- 新幹線開通は、観光客の増加という経済効果をもたらしたが、首都圏に若者が流出し、ストロー現象を招き、功罪相半ばする結果となった。
- 道路ができて村の生活も大変便利になったが、功罪相半ばするで、大切な自然が壊されてしまった。
- あの人は、一筋縄ではいかない人で、この会社にとって功罪相半ばする存在だった。
- 新しい知事の改革により、たまった膿を出すことに成功したが、過小評価できない時間とお金がかかったため、功罪相半ばする。
- 前社長の手腕のおかげで会社の利益は伸びたが、彼の横暴さが社員の離反を招きその後の低迷につながったため、彼の功績は、功罪相半ばする。
- 世間で大切だとされているものは、功罪相半ばして、幸せになる反面、不幸せにもなる。
つまり、完全に良いわけでもなく、悪いわけでもない、という中間の状態を示しているよ。