「他聞を憚る」の意味
【ことわざ】
他聞を憚る
【読み方】
たぶんをはばかる
【意味】
他人に聞かれては困る。世間に知られると、さしさわりがある。外聞をはばかる。
「憚る」は嫌う、避ける。
他人に聞かれたらまずいっていう状況はよくあるやろな。他聞を憚るっていうのは、そういう時に自分がどんなに気をつけて行動するかってことやね。
プライバシーや秘密があるとき、それが外に漏れんように気を付けるってことは、誰もが経験することやろうし、大切なことやな。他人の耳に入るのを避けるために、慎重になるっていうのは、社会生活を送る上でめっちゃ重要なことやね。
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「他聞を憚る」の解説
カンタン!解説
「他聞を憚る」という表現は、自分の言ったことや行ったことが他人に聞かれたり知られたりすることを恐れる、つまり他人に知られると何らかの不都合や問題が生じると考えることを意味しているんだよ。これは、自分の秘密やプライバシー、または何かまずいことをしてしまって、それが他人に知られたくない時に使われる言葉なんだ。
たとえば、個人的な話や機密情報、あるいは自分の失敗や恥ずかしい過去など、他人に知られることで自分の立場や評価に影響が出ると考えられる情報を指すことが多いよ。そのために、人はその情報が広まらないように注意したり、話す相手を選んだりするんだ。
この表現は、情報の管理やコミュニケーションの慎重さを重んじる態度を示していて、人々が自己の評判や信頼性を守るために、何を話し、何を隠すかを考える必要があることを教えてくれているんだよ。それは、言葉や行動の結果を憂慮するという心理状態を表しているんだね。
「他聞を憚る」の使い方
ともこちゃん。廊下にだれもいないかチェックするなんて、今からする話は他聞を憚るすごい秘密なの?
そうよ。広まるとこの学校が揺らいで崩壊してしまうかもしれないくらい他聞を憚ることよ。
ええー。そんな責任重大な話聞きたくないよー。
健太くんにもぜひ手伝ってほしいことがあるのよ。しっかり心して聞いてね。
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「他聞を憚る」の例文
- 他聞を憚る話だからといって、居間に続いた彼女の寝室に入って話を聞いた。
- 私の事情を、恥をしのんで、打ち明けましょう、他聞を憚る事柄ですから、ここだけのことにしておいて下さい。
- 彼女の言葉は、他聞を憚るように、小さく早口だったので、ちゃんと聞き取ることができなかった。
- その店には地下にVIPルームがあり、他聞を憚る話をすることができるので人気がある。
- この部屋には窓もないし、天井も低く、密室のような雰囲気があり、他聞を憚る話にはもってこいな感じの部屋だった。
何かを隠したい、あるいは秘密にしておきたい事柄がある場合に、そのことが他人に知られることを避けるための行動や考え方を表しているんだよ。