「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す
【読み方】
とうりものいわざれどもしたおのずからみちをなす
【意味】
桃や李は美しい花を咲かせ、うまい実を結ぶので、何も言わなくても人が集まって自然に小道ができる。同様に、徳のある立派な人物のもとには、招かなくても大勢の人が慕い寄るものだということ。「蹊」は小道のこと。
人の徳や魅力って、言葉にしなくても人を惹きつける力があるんやね。徳や魅力って、本当に大切なものやな。
【出典】
史記「李将軍伝賛」
【類義語】
・徳孤ならず
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の解説
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」ということわざは、「史記」の中の「李将軍伝賞」に由来する言葉で、桃やすももの木が何も言わなくても、その美しい花や実を求めて人々が集まり、結果的にその下に道ができるという意味があるんだ。
このことわざは、徳望や魅力のある人の元には、その人が特別なことをしなくても自然と人が集まるということを表しているんだよ。つまり、その人の持つ内面の美しさや品格、才能などに引かれて、人々が自然とその人の周りに集まるということなんだね。
例えば、学校でとても親切で優しい先生がいたら、その先生のクラスには自然と生徒たちが集まるよね。また、地域社会で尊敬されている人の周りには、人々が集まってくることが多いんだ。
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」ということわざは、外見や言葉だけではなく、内面の美しさや品格が人を惹きつけることの重要性を教えてくれる言葉なんだよ。
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の使い方
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の例文
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、社長は素晴らしい人間なので、良い人材が集まるのだと思う。
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、後輩に媚びを売らなくても、本当にできた先輩なら、おのずと後輩が慕い集まってくる。
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、彼はたくさんの部下に愛されていた。
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、わが学園は、そういう人材を育成したいと思っています。
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、彼は人格者なので、現役を引退した後も、彼を訪問する人が後を絶たない。