著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

【鮸膠も無い】の意味と使い方や例文(語源由来)

鮸膠も無い

「鮸膠も無い」の意味(語源由来)

意味
【ことわざ】
鮸膠も無い

【読み方】
にべもない

【意味】
愛想がない。人情味がない。そっけない。

ことわざ博士
「鮸膠も無い」という表現は、人が全く愛想がなく、親しみやすさや心を開く様子が一切見られないことを意味しているんだよ。
助手ねこ
へぇ、そういうことか。つまり、「どうやっても心を開いてくれへん、近づきがたい」って状況やな。人となりが閉じてて、どこから話しかけていいのかわからへんってことやね。

これは、人間関係を築く上での難しさや、相手によってはコミュニケーションが取りづらいことを示してる言葉やな。人とどう接するか、それはその人の性格や状況によって変わってくるんやね。

【語源由来】
「鮸膠」はニベ科の魚の浮き袋から作る粘着力の強い接着剤で、その粘り気が少しもないということから出来たことば。

【スポンサーリンク】

「鮸膠も無い」の解説

カンタン!解説
解説

「鮸膠も無い」という表現は、人が非常に愛想がない、または親しみやすさや親近感が全く感じられない様子を指している言葉だね。ここで言う「鮸膠(げんこう)」とは、接着剤や糊の一種であり、物事をくっつける作用があるものを指している。つまり、「鮸膠も無い」は、比喩的に人と人との間に何もくっつけるものがなく、距離感が感じられるかのような状態を表しているんだ。

この表現は、特にコミュニケーションを取る際に相手から温かみや親しみを全く感じられない時に用いられることがあるよ。例えば、相手が話しかけても短い返事しかしなかったり、表情に変化がなかったりすると、「鮸膠も無い」と感じるかもしれないね。

このような表現は、人間関係や社会生活において、相手に好印象を与えるためには、ある程度の親しみや愛想が必要であることを示しているんだ。相手との良好な関係を築くためには、コミュニケーションを取る際の態度や表情が大切になってくるということを思い出させてくれる言葉なんだよ。

「鮸膠も無い」の使い方

健太
ともこちゃん!実は、ともこちゃんの友達のことが大好きなんだけど、告白する手伝いをしてくれないかな?返事は今すぐじゃなくてもいいんだ。しばらく考えてみて。
ともこ
嫌よ。
健太
ええー。鮸膠も無い返事だなあ。ちょっとは検討してみてよ。
ともこ
検討の余地はないわ。あの子は健太くんにはもったいないわ。あきらめてね。
【スポンサーリンク】

「鮸膠も無い」の例文

例文
  1. 絵を描いてくれるよう頼みに行ったのだけれども、鮸膠も無く断られた。
  2. 陸上部と一緒にサッカー部が運動場を使っているのだけれども、もう少し広く使わせてもらうことはできないか相談に行ったのだが、鮸膠も無い対応でした。
  3. 鮸膠も無い対応に、ともこちゃんが腹を立てるんじゃないかとひやひやしたけれども、全く怒らなかったんです。
  4. ともこちゃんに、一緒に宿題をしようと提案したけれども、鮸膠も無く拒否されました。
  5. 僕の意見を鮸膠も無く撥ね付けるだなんてあんまりだと思います。




ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪


error: 右クリックはできません。