「鮸膠も無い」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鮸膠も無い
【読み方】
にべもない
【意味】
愛想がない。人情味がない。そっけない。
これは、人間関係を築く上での難しさや、相手によってはコミュニケーションが取りづらいことを示してる言葉やな。人とどう接するか、それはその人の性格や状況によって変わってくるんやね。
【語源由来】
「鮸膠」はニベ科の魚の浮き袋から作る粘着力の強い接着剤で、その粘り気が少しもないということから出来たことば。
「鮸膠も無い」の解説
「鮸膠も無い」という表現は、人が非常に愛想がない、または親しみやすさや親近感が全く感じられない様子を指している言葉だね。ここで言う「鮸膠(げんこう)」とは、接着剤や糊の一種であり、物事をくっつける作用があるものを指している。つまり、「鮸膠も無い」は、比喩的に人と人との間に何もくっつけるものがなく、距離感が感じられるかのような状態を表しているんだ。
この表現は、特にコミュニケーションを取る際に相手から温かみや親しみを全く感じられない時に用いられることがあるよ。例えば、相手が話しかけても短い返事しかしなかったり、表情に変化がなかったりすると、「鮸膠も無い」と感じるかもしれないね。
このような表現は、人間関係や社会生活において、相手に好印象を与えるためには、ある程度の親しみや愛想が必要であることを示しているんだ。相手との良好な関係を築くためには、コミュニケーションを取る際の態度や表情が大切になってくるということを思い出させてくれる言葉なんだよ。
「鮸膠も無い」の使い方
「鮸膠も無い」の例文
- 絵を描いてくれるよう頼みに行ったのだけれども、鮸膠も無く断られた。
- 陸上部と一緒にサッカー部が運動場を使っているのだけれども、もう少し広く使わせてもらうことはできないか相談に行ったのだが、鮸膠も無い対応でした。
- 鮸膠も無い対応に、ともこちゃんが腹を立てるんじゃないかとひやひやしたけれども、全く怒らなかったんです。
- ともこちゃんに、一緒に宿題をしようと提案したけれども、鮸膠も無く拒否されました。
- 僕の意見を鮸膠も無く撥ね付けるだなんてあんまりだと思います。