「畑水練」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
畑水練
【読み方】
はたけすいれん
【意味】
少しも実際の役に立たない訓練。
理論ばっかりじゃあ、いざという時に役立たへんって話やな。実際にやってみることが大事ってことやね。
【語源・由来】
「太平記」一四より。畑の中で水泳の練習をしても意味がないことから。
【類義語】
・畳の上の水練
・鞍掛け馬の稽古
・机上の空論
「畑水練」の解説
「畑水練」という表現はね、文字通りには畑で水泳の練習をするようなもので、どんなに理屈を知っていても、実際の経験や実践が不足していると、本当の意味で役に立たないということを教えてくれる言葉なんだ。つまり、ただ頭で学んだことだけではなく、実際に体で経験したり、実践したりすることが重要だっていう意味が込められているんだよ。
たとえば、本やインターネットで料理の作り方をいくら学んでも、実際にキッチンに立って自分で料理を作ってみなければ、本当の料理のスキルは身につかないよね。理論だけでなく、実際に手を動かしてみることが大切なんだ。
また、スポーツでも同じことが言えるよ。サッカーの戦術やテクニックを本で読んだだけでは、実際の試合で上手くプレイすることは難しい。実際にボールを蹴って、試合に出て、体で覚えることが必要なんだ。
だから、「畑水練」という言葉は、どんな分野でも、理論だけでなく実践の経験がとても大事だってことを思い出させてくれる言葉なんだね。理屈ばかりでなく、実際にやってみることの大切さを教えてくれるんだ。
「畑水練」の使い方
「畑水練」の例文
- 料理の本を百冊読んでも畑水練でしかないので、実際に包丁を握って食材と向き合うべきだと思います。
- 日本人相手に英会話の練習をしても畑水練だと思ったので、私はとりあえず海外に行ってみることにしました。
- 私のスケートは、畑水練で覚えた程度のものなので、長野県育ちの君と同じくらいに優雅に滑ることはできない。
- ペーパーの試験では一番優秀な僕だったけれども、実際の手術となると知識だけではなく器用さや判断力も必要で畑水練だったと気が付いた。
- うちみたいな狭いお風呂でクロールの練習をしようとしても畑水練だから、明日市民プールに行きましょうよ。
つまり、理論だけでなく、実際に役立つ実践的な訓練も大切だということを教えてくれているんだ。