「東雷雨降らず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
東雷雨降らず
【読み方】
ひがしかみなりあめふらず
【意味】
東のほうで雷のする時は雷鳴だけで雨になることはない。
あ、そういうことかい。つまり、「東でゴロゴロと雷が鳴っても、そのまま雨が降ることはないってわけやね。雨具を準備する必要はないかもしれへん」ってことやな。
空の音だけでお天気が予測できるって、昔の人の知恵やね。便利な知識やで、これは!
【語源・由来】
夏の雷雲は上空の強い偏西風に吹かれ、西から東に移動するため、東から雷の音がしても雷雲が近づくことは少ないとされる。
【類義語】
・東雷音ばっかり
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「東雷雨降らず」の解説
カンタン!解説
「東雷雨降らず」ということわざは、東の方向で雷が鳴っても、実際には雨が降らないことが多いっていう意味なんだよ。雷が鳴るってことは、空に雲がいっぱいで、その中で電気がビリビリしてる証拠なんだけど、このことわざによると、東の方でそのようなことが起きても、そこから雨が降ることは少ないらしいんだ。
この言葉の背景には、お天気のパターンや地域によって特有の風の流れなどが関係しているかもしれないね。たとえば、特定の地域では、東からの風が雨をもたらさない乾いた風である場合がある。そういうわけで、「東雷雨降らず」と言われるのは、その地域の人々が長い間の経験から気づいた天候の傾向を表しているんだろうね。
でも、このことわざはあくまで一般的な話で、必ずしもすべての場所や状況で当てはまるわけではないから、実際に東で雷が鳴っても雨が全く降らないとは限らないよ。天気はとても複雑で変わりやすいから、雷が鳴ったら、念のため雨具を持っておくのが賢明かもしれないね。
「東雷雨降らず」の使い方
雷が鳴っているよ。
もうすぐ雷雨になるのかしら。
東雷雨降らずというからこっちには来ないと思うよ。
でも残念ながらあっちは西よ。
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「東雷雨降らず」の例文
- 東雷雨降らずというから、西側のこの辺は降らないだろう。
- 東雷雨降らずといわれるので、遠雷が聞こえるだけで雨は降らないと思う。
- 東雷雨降らずというが、雷が轟いたが雨は降らなかった。
- 東雷雨降らずというから、天気が崩れることは無いだろう。
- 東雷雨降らずといわれるので、児童を下校させても大丈夫だろう。
これは、特定の地域や気象条件に基づいた観察から生まれた表現で、東からの雷が雨を伴わないことが多いという経験則を反映しているんだよ。