「思う念力岩をも通す」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
思う念力岩をも通す
【読み方】
おもうねんりきいわをもとおす
【意味】
心を込めて行えばできないことはない。
「思う念力岩をも通す」ということわざは、どんな困難なことでも、強く思う心があれば必ず達成できる、という意味を表しているんだよ。
つまり、「強い思いがあれば、何でもできる」ってことやな。固い岩でも、思い込みで通り抜けてしまうほど、自分の心の力は強いってことを教えてくれるんやな。
これは、ほんまに何でもできる力が、自分の中にあるんやと感じさせてくれるわけやな。
【語源由来】
精神力の偉大さをいう語。
【類義語】
・蟻の思いも天に届く
・一念天に通ず
・雨垂れ石を穿つ
【英語訳】
・Where there is a will, there is a way.
英語では、Faith can remove mountains.(信仰は山をも動かす。)ということばがある。
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「思う念力岩をも通す」の解説
カンタン!解説
「思う念力岩をも通す」っていうことわざの意味は、大きな困難があったとしても、自分の目標に向かって強く決意すれば、その障害も乗り越えることができるっていうことだよ。
この言葉は、昔の中国の話から来ているんだよ。中国の有名な歴史書、「史記」や「韓詩外伝」の中に出てくる話が元になっているんだ。
「史記」の中には、前漢の時代の大将軍、李広という人物が登場するんだけど、その李広が草の中にある岩を虎だと思い込んで、一心に矢を射ったという話が出てくるんだよ。その矢は、力強く岩に突き刺さったんだって。
その話から、「思う念力岩をも通す」っていうことわざが生まれたんだ。例えば、テストでいい点を取りたい、でもそのためにはたくさん勉強しないといけない、っていう大きな壁があるとしよう。でもその目標に向かって一心に頑張れば、きっとその壁を乗り越えることができるんだよ。それが「思う念力岩をも通す」っていうことわざの意味なんだね。
「思う念力岩をも通す」の使い方
昨夜お父さんから電話があって、仕事の予定が変わって大阪から帰れなくなったっていうんだ。
ぼくと一緒に、夜野球の試合を観に行くのはずっと前からの約束だったのに・・・
ぼくと一緒に、夜野球の試合を観に行くのはずっと前からの約束だったのに・・・
健太くん朝からずっと恨み節ね。いい加減にあきらめたらどう?
あ、今お父さんからメールが届いた!思ったよりずっと早く用事が済んだから、今新幹線に飛び乗ったって。
やったー!駅で待ち合わせてそのまま球場へ行くことになったよ。
やったー!駅で待ち合わせてそのまま球場へ行くことになったよ。
まぁ、健太くんたら思う念力岩をも通すね!いってらっしゃい、気をつけてね。
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「思う念力岩をも通す」の例文
- 成功してよかったよ、思う念力岩をも通すだ。
彼のこの仕事にかける思いは、始めから凄まじいものがあったんだ。 - みんなは反対してるけど、思う念力岩をも通すっていうでしょう?
わたしは必ずやり通してみせるわ! - 彼女には今、思う念力岩をも通すという強い気持ちが必要だ。
ここであきらめてしまっては、彼女の仲間たちを失望させてしまうだけだ。