目次
「勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ
【読み方】
いきおいをもってまじわるものはいきおいかたむけばすなわちたゆ
【意味】
利害で結びついた関係は断絶しやすい。
相手の力に頼って関係を築くんやったら、その力がなくなったら結びつきも切れるってわけや。これは、真実の関係は互いの性格や価値観に基づくべきやって、教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
「文中子」より。相手の勢力や権力をあてにした付き合いは、衰退すると断絶する意から。
「勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ」の解説
「勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ」っていうことわざは、要は、利害関係だけで友だちになったり、一緒に何かをやったりすると、その利害関係がなくなったときには、その関係も終わってしまうよ、っていう意味だよ。
たとえばね、一緒にサッカーをしていて、そのチームが強かったからという理由だけで、そのチームのキャプテンと友だちになったとしよう。でも、もしキャプテンがサッカーを辞めたり、チームが弱くなったりしたら、その友情もすぐに終わってしまうかもしれないんだ。
「勢い」っていうのは、ここでは、力や影響力のことを指していて、「交わる」は関わり合う、つまり、一緒になって何かをするという意味だよ。「勢い傾けば即ち絶ゆ」は、その力や影響力がなくなったときには、その関係も終わってしまうということ。
だから、このことわざは、友だちを選ぶときや、人と関わるときには、利害関係だけでなく、本当の友情や信頼関係を大切にしなければならないという教えを伝えているんだよ。
「勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ」の使い方
「勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆ」の例文
- 退職してから年賀状が急激に減ったが、勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆというやつか。
- 出世コースを外れてから訪ねてくる人がいなくなった。勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆだな。
- 勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆというが、引き潮のように取り巻き連中が引いていった。
- 頻繁に連絡をくれた彼だったが、僻地に出向になった後は勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆのように連絡がない。
- 曲が売れると人が集まり、曲が売れなくなると人は去る。勢いを以て交わる者は勢い傾けば即ち絶ゆとは本当だな。