「ことわざ・慣用句」のLINEスタンプ発売中♪

【何れ菖蒲か杜若】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

何れ菖蒲か杜若

【ことわざ】
何れ菖蒲か杜若

【読み方】
いずれあやめかかきつばた

【意味】
どちらもすぐれていて優劣をつけがたく、選択に迷うことのたとえ。

【語源・由来】
菖蒲も杜若もよく似た美しい花で、区別するのが困難なことから。

このことわざに関連して源頼政(みなもとのよりまさ)が詠(よ)んだ歌などが有名です。時代順に「金葉和歌集(きんようわかしゅう)」『さみだれに 沼のいはかき水こえて まこも刈るべきかたも知られず』の下の句をあやめに変えて「源平盛衰記(げんぺいせいすいき)」『さみだれに 沼の石垣水こえて 何れかあやめ引きぞわづらふ』の上の句を変えて「太平記(たいへいき)では『さみだれに 沢辺のまこも水こゑて 何れあやめと引きぞわづらふ』と変化しています。

【類義語】
・双璧(そうへき)
・兄たり難く弟たり難し(けいたりがたく ていたりがたし)

【スポンサーリンク】

「何れ菖蒲か杜若」の使い方

ともこ
えーと。
健太
きれいな写真だね。どれを壁新聞に張るの。
ともこ
それがスペースの関係で一枚を選ばないといけないの。何れ菖蒲か杜若、どれにしようかな。
健太
それは難しいね。

「何れ菖蒲か杜若」の例文

  1. この中から選ぶのは大変だ、何れ菖蒲か杜若、どれも捨てがたい魅力がある。
  2. 就職活動が解禁(かいきん)になり我が社にも多くの応募者が来ているが、何れ菖蒲か杜若みなさん優秀だ。
  3. 最終選考で残った提携先3社は何れ菖蒲か杜若、何を優先項目として選ぶかだ。
  4. 何れ菖蒲か杜若、甲乙(こうおつ)つけがたいな。

まとめ

このことわざは、先にご紹介した歌の関係から、美しい女性を比喩する場合によく用いられますね。

スポンサーリンク

Twitterで毎日ことわざクイズを配信♪




ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪