「一朝の怒りに其の身を忘る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
一朝の怒りに其の身を忘る
「一朝の怒りに一生を過つ」ともいう。
【読み方】
いっちょうのいかりにそのみをわする
【意味】
一時的な怒りのために自分の立場を失念すること。
そのような行動は一生を台無しにし、親や兄弟にまで災いをおぼすという戒め。
「一朝」は、わずかな時間。
「一朝の怒りにその身を忘る」ということわざは、一時の怒りのために前後を忘れ、自分自身を滅ぼしてしまうことを意味しているんだ。
そうかいな。つまり、「一瞬の怒りで自分の身を忘れてしまうと、後悔することになる」ってことやな。
一瞬の感情に流されずに冷静に考えることが大切なんやな。このことわざは、怒りが起こったときに自制心を持つことの重要さを教えてくれるな。
【出典】
「論語」
【類義語】
・短気は損気
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「一朝の怒りに其の身を忘る」の解説
カンタン!解説
「一朝の怒りに其の身を忘る」っていうことわざは、一時の怒りで自分のことを忘れてしまい、結果的に自分のことをダメにしてしまうっていう意味だよ。
例えば、クラスメイトと喧嘩して、怒りで頭に血が上ってしまって、先生に大声で文句を言ってしまったとしよう。その結果、先生から叱られてしまったり、クラスメイトから避けられるようになったら、それは「一朝の怒りに其の身を忘る」っていう状態なんだ。
これは、ちょっと怒ったことで自分のことを忘れて、大事なものを失ってしまうことを警告しているんだよね。「論語」の中の「顔淵」の話からこのことわざが生まれていて、「一時の怒りで一生を過ち」とも言われるんだよ。だから、ちょっとした怒りで大切なものを失わないように、自分の感情をコントロールすることが大切っていう教えが込められているんだね。
「一朝の怒りに其の身を忘る」の使い方
ふんぬー。許さないぞー。
一朝の怒りに其の身を忘るのはよくないわよ。
どうしても許せないんだ。
彼が悪いのに、彼に対する怒りで人生棒に振ったら余計に悔しいじゃない。まずは落ち着いて。
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「一朝の怒りに其の身を忘る」の例文
- 一朝の怒りに其の身を忘るというが、怒りに任せて部下をしかりつけパワハラで訴えられた。
- 怒ると思ってもいないことを言ってしまったりする。一朝の怒りに其の身を忘るのは控えよう。
- 一朝の怒りに其の身を忘ることで、地位も名誉も失うことだってある。
- 怒りをコントロールできるようにならないと、一朝の怒りに其の身を忘る。
- 怒りは突沸する液体のように急激にわき上がるものだが、一朝の怒りに其の身を忘るを心に留め、自分にとってのびっくり水を用意しておくといい。