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「一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ
【読み方】
いっぱんのとくもかならずつぐない、がいさいのうらみもかならずむくゆ
【意味】
受けた恩や怨みは必ず返す。
例えば、一度だけご飯をもらったとしても、それは恩としてちゃんと返さなあかんし、ちょっとにらまれたくらいでも、それは恨みとして覚えとくんやな。これは、人間関係を大事にし、感謝の心と報復の心を忘れないことを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
一飯の恩にお返しをし、少しにらまれたうらみも必ず仕返しをする意から。
【出典】
「史記」
「一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ」の解説
「一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ」っていうことわざはね、ちっちゃな恩も、ちっちゃな恨みも、絶対に忘れずに返すってことを言っているんだよ。
例えばね、友達がランチをおごってくれたとき、それは小さな恩だけど、それでも絶対にお返しをしなきゃいけないんだよ。それが「一飯の徳も必ず償い」って部分なんだ。
逆に、ちょっとだけけんかをしたとき、ちょっとだけイヤなことをされたとき、それがちっちゃな恨みだとしても、それも忘れずに、適切な方法で報いなきゃならないんだよ。これが「睚眦の怨みも必ず報ゆ」って部分だね。
「一飯の徳」っていうのは、たった一回の食事をごちそうしてくれたくらいの小さな恩のことで、「償い」はその恩に対して感謝の気持ちを示すことを言っているんだ。「睚眦の怨み」っていうのは、ちょっとした悪意や憎しみのことで、「報ゆ」はその恨みに対して何らかの報いをすることを意味しているよ。
つまり、このことわざは、「人から受けた恩は小さくても忘れずに感謝を示し、ちょっとした恨みも適切に報いるべきだ」ということを教えているんだよ。
「一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ」の使い方
「一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ」の例文
- 受けた恩讐は、一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆ。必ず返す。
- 一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆというから、地獄の果てまででも追いかけて恨みを晴らす。
- 恩を返さずして死ねません。一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆといいます。
- 一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆというので、このご恩はいつか必ずお返しします。
- 健太くんは、一飯の徳も必ず償い、睚眦の怨みも必ず報ゆと、いじめっ子に仕返しをするために体を鍛えている。