「魚の水を離れたよう」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
魚の水を離れたよう
「水を離れた魚」ともいう。
【読み方】うおのみずをはなれたよう
【意味】
頼みとする唯一のものを失い能力を十分に発揮できないようす。
「魚の水を離れたよう」という表現は、大切なものを失ったり、環境が変わることで、本来の力を発揮できなくなる状況を指すんだ。
つまり、それは「魚が水から離されたら元気なくなる」っていう意味やな。
もっと言えば、自分が活き活きと生きるための大切なものや環境をなくしたら、もう力を出すことができへんってことやな。自分の居場所を大切にせなアカンってことを教えてくれる言葉やね。
・鵜の水離れ
・魚の木に登るが如し
・陸に上がった河童
・木から落ちた猿
【対義語】
・魚の水を得たるが如し
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「魚の水を離れたよう」の解説
カンタン!解説
「魚の水を離れたよう」っていう表現は、想像してみてね。魚が水から出てしまうと、泳ぐこともできないし、生きていくのも難しいよね。それがこの言葉の意味だよ。
要するに、自分が一番得意とするものや、一番頼りにしているものを失ってしまったり、いつもの環境が大きく変わってしまって、自分の力を十分に発揮できない状況を表しているんだ。
例えば、サッカーが得意な子が怪我をして、しばらくサッカーができなくなってしまったとか、学校が変わって、新しい環境に慣れなくて、テストの点が上がらないときなど、そういう状況を「魚の水を離れたよう」と言うことができるんだよ。
つまり、「魚の水を離れたよう」は、自分の力を十分に発揮できない困った状況を表す言葉なんだね。
「魚の水を離れたよう」の使い方
負けてしまったー。
監督不在は痛かったわね。魚の水を離れたようだったわ。
監督の存在は大きいよ。
作戦の要であり精神的支柱よね。
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「魚の水を離れたよう」の例文
- 長年共に歩んできた秘書がいなくなり、魚の水を離れたように業績が落ちていった。
- 頼りきっていた執事がやめてしまい、健太くんは魚の水を離れたようだった。
- 仲が良かったお母さんが急死して、ともこちゃんは魚の水を離れたように何もできなくなった。
- 現代人はスマホがないと、魚の水を離れたようになってしまう人が多い。
- 相棒であるぬいぐるみを取り上げられた彼女は、魚の水を離れたように不安に苛まれている。