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【有為転変は世の習い】の意味と使い方や例文(出典・類義語・英語訳)

有為転変は世の習い

「有為転変は世の習い」の意味(出典・類義語・英語訳)

意味【ことわざ】
有為転変は世の習い

「有為転変の世の習い」ともいう。

【読み方】
ういてんぺんはよのならい

【意味】
この世の現象、ものごとすべては、すべてとどまることなく移り変わっていくというたとえ。
とどまらず移り変わることが、世の常であり、世の中とははかないものである。

有為=仏教語で、因縁によって生じた現世のさまざまな現象のこと。
ことわざ博士
この言葉は、「この世の全てのものや出来事は、何かしらの理由や繋がりで生まれ、常に変化し続けて、一定ではない」という意味だよ。
助手ねこ
あ、そういうことやな。世の中のもんは全部、何かしらの原因や縁で生まれて、ずっと変わり続けてる、一瞬も同じじゃないんやな。

つまり、何もかもがコロコロ変わって、永遠に同じままとはいかへんってことやろ?それなら、何があっても驚かへんで。

【出典】
仏教の言葉「有為転変」から。

【類義語】
・移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
・昨日の淵は今日の瀬(きのうのふちはきょうのせ)

【英語訳】
Life is full of ups and downs.

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「有為転変は世の習い」の解説

カンタン!解説
解説

「有為転変は世の習い」っていうことわざはね、この世界のすべてのもの、事象は、さまざまな原因や理由によって生まれ、そして絶えず変化を続けて、一瞬も同じ状態を保つことがない、という意味だよ。

たとえばね、お花が咲くことを考えてみて。そのお花は土や水、太陽の光など、たくさんのものが組み合わさって生まれるんだよね。そして、咲き誇る時期が終わると、次第にしぼんで、種や実を作り、次の命をつなげていくんだ。

それと同じで、人の生活も、喜びも、悲しみも、すべては何かしらの原因から生まれ、そして変わっていくものなんだよ。だから、「有為転変は世の習い」っていうことわざは、世界が常に変わり続けること、そしてその変化が自然なことだと教えてくれるんだね。それを理解することで、物事に流されず、自分自身をしっかり持つことが大切だってことを思い出させてくれるよ。

「有為転変は世の習い」の使い方

健太
昔はこのあたり一帯がすべて畑だったと、おばあちゃんが話していたよ。
ともこ
そうなの?
健太
今ではこんなに家がたくさん建っていて、畑だったなんて信じられないよね。
ともこ
有為転変は世の習いね。
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「有為転変は世の習い」の例文

例文
  1. 有為転変は世の習いというけれど、久しぶりに帰ってきたふるさとは、昔とはまったく変わってしまっていた。
  2. 数年前までは子供たちが自由に遊びまわる広場だったけれど、今では大きなショッピングモールが建設された。有為転変は世の習いということか。
  3. 有為転変は世の習いというように、いつまでも昔のままの姿というわけにはいかないものなのかもしれないな。
  4. 砂浜がきれいだった海岸は、埋め立てられて工場がたくさん並んでいる。有為転変は世の習いだな。

まとめ

日々いろいろなことが進化を遂げているのではないでしょうか。
変わりゆくことは、悪いことではありませんね。
しかし、有為転変は世の習いというように、はかないものでもあるのではないでしょうか。
今という時を大切にして、暮らしていきたいものですね。


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