「怨み骨髄に入る」の意味(出典)
【ことわざ】
怨み骨髄に入る
「怨み骨髄に徹す」「怨み骨髄に徹る」ともいう。
【読み方】うらみこつずいにいる
【意味】
心底人を恨むこと。
「怨み骨髄に入る」ということわざは、自分が他人から受けた怨みや恨みが、身体の奥深く、骨の髄までしみ込んでしまうほど強い感情を持つということを表しているんだよ。
つまり、他人から受けた恨みや怨みが、身体の一番奥、骨の中までしみ込んでしまうほど激しい感情やな。
これは、人を恨んだり怨んだりする感情が、どれだけ深く身体に染み込むかを教えてくれてるんやな。
「史記」
【スポンサーリンク】
「怨み骨髄に入る」の解説
カンタン!解説
「怨み骨髄に入る」っていうことわざはね、本当に強く、深く誰かを恨む、つまり、憎むことを言っているんだよ。それは、相手から受けた嫌なことや怒りが、自分の心の奥底、骨の髄までしみ込んでしまっている、という意味だよ。
例えば、誰かに本当にひどいことをされて、それが許せなくて、ずっとその怒りを抱えているって感じだね。それが「怨み骨髄に入る」っていうことわざの意味なんだ。
「怨み」は、誰かを恨む、憎むという意味だよ。「骨髄」は、骨の中にあるソフトな部分で、ことわざでは「心の奥底」を表しているんだ。だから、「怨み骨髄に入る」っていうのは、自分の心の奥底まで怒りや恨みが染み込んでいるということを表しているんだよね。
「怨み骨髄に入る」の使い方
僕を笑いものにした彼を許さない。僕の怨みレベルはMAXで、怨み骨髄に入るだ。
憎しみは憎しみしか生まないわよ。
かといって彼を許すわけにはいかないよ。
人を裁くことができるのは神様だけよ。ちょっと冷静になって対応策を考えましょう。
【スポンサーリンク】
「怨み骨髄に入る」の例文
- 相手が未成年だろうと罪を犯した者に対して怨み骨髄に入る。
- 怨み骨髄に入るので、のろいの藁人形で呪い殺す。
- 健太くんは確かに彼を憎む権利があるが、怨み骨髄に入るほどではないはずだ。
- 子々孫々まで祟りたくなるくらい怨み骨髄に入る。
- 彼の所業は許すまじきものだ。まさに怨み骨髄に入るで、はらわたが煮えくり返る。
「怨み骨髄に入る」の文学作品などの用例
実は、私、このどろぼうが他日、捕えられ、牢へいれられ、二、三年のちに牢から出たとき、そのときのことを心配していたのである。あいつのために、おれは牢へいれられたと、うらみ骨髄に徹して、牢から出たとき、草の根をわけても、と私を捜しまわり、そうして私の陋屋を、焼き払い、私たち一家のみなごろしを企てるかもわからない。よくあることだ。(太宰治の春の盗賊より)