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【怨みに報ゆるに徳を以てす】の意味と使い方や例文(出典・類義語・対義語・英語)

怨みに報ゆるに徳を以てす

「怨みに報ゆるに徳を以てす」の意味(出典・類義語・対義語・英語)

意味【ことわざ】
怨みに報ゆるに徳を以てす

「徳を以て怨みに報ゆ」「怨みに報ずるに徳を以てす」ともいう。

【読み方】
うらみにむくゆるにとくをもってす

【意味】
人にひどい仕打ちを受けても怨んで報復するのではなく、逆に恩恵を与えるほどの温かい心で接すること。

ことわざ博士
「怨みに報ゆるに徳を以てす」ということわざは、自分に恨みを持つ人に対しても、善行や恩恵で応えるべきだということを教えているんだよ。
助手ねこ
ああ、そういうことか。つまり、自分を恨んでる人に対しても、善いことをして恩恵を与えるということやな。

これは、憎しみには善行で応えるべきっていう大切な教えやな。

【出典】
老子

【類義語】
・恩を以て怨みに報ず
・仇を恩で報ずる
・仇を徳で報ずる
・仇を情けにひきかえる

【対義語】
・恩を仇で返す

【英語】
For ill do well, then fear not hell.(悪に報いるに善をもってせよ、そうして地獄を恐れるな)

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「怨みに報ゆるに徳を以てす」の解説

カンタン!解説
解説

「怨みに報ゆるに徳を以てす」っていうことわざは、ほんとうにすごい思いやりと、優しさがある人が、自分に悪いことをした人に対しても、優しくて親切な行動で応えることを言うんだよ。

たとえば、クラスで誰かがちょっと意地悪をしてきたとしても、それに対して怒ったり意地悪を返したりしないで、むしろその人に親切にするような行動をとるんだよね。それが「怨みに報ゆるに徳を以てす」っていうことわざの意味なんだ。

このことわざは、古代中国の有名な思想家である老子の「道徳経」から来ているんだ。そこでは、人々が互いに怨みを持たず、親切さと徳をもって行動することが勧められているんだよ。「怨み」は悪意や憎しみを、「報ゆる」は報いることを、「徳を以てす」は善行や親切な行動で応えることを意味しているよ。だから、このことわざは、どんなに困難な状況でも、いつも優しく、親切に行動することの大切さを教えてくれているんだね。

「怨みに報ゆるに徳を以てす」の使い方

健太
給食のデザートを楽しみにしていたのに、隣の子に食べられてしまったよー。どうにかして仕返ししてやりたいよー。
ともこ
健太くん。怨みに報ゆるに徳を以てすというわよ。仕返しをする事を考えるより、さらにデザートを与えるくらいの気持ちでいたほうが良いわ。
健太
そうか。デザートをたくさん譲ってぷくぷくに太らせるんだね。
ともこ
それは、意味が違う・・・。
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「怨みに報ゆるに徳を以てす」の例文

例文
  1. 君には、怨みに報ゆるに徳を以てすというように、憎しみに負けずにいつも恩恵をもたらす人になってほしい。
  2. 怨みに報ゆるに徳を以てすというように、報復することばかり考えていてはいけないよ。
  3. 怨みに報ゆるに徳を以てすというように、どんな仕打ちをされても、他者に施すことができる人間でありたい。
  4. 怨みに報ゆるに徳を以てすというが、恨みを持つ人間にも博愛の精神で接するなんてとても難しいことだ。
  5. 怨みに報ゆるに徳を以てすというように、根に持たずに僕に優しくして接してほしいな。

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