「往時渺茫として都て夢に似たり」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
往時渺茫として都て夢に似たり
【読み方】
おうじびょうぼうとしてすべてゆめににたり
【意味】
過去の記憶がぼんやりして明確ではないさま。
「往時」は、過ぎ去った昔のこと。「渺茫」は、遠く果てしないさま。遠くかすかなさま。
「往時渺茫として都て夢に似たり」は、昔のことが遠く感じられ、具体的な事柄が曖昧に思えて、まるで夢のようだという意味だよ。
ふむふむ、過去の出来事がもうとても遠く感じられるってことやな。
思い返すと曖昧で具体的なことがはっきりせん、まるで夢見てたような感じになるってわけやね。なんかちょっと哲学的な気がするにゃ。
「白居易」から。
【類義語】
・往時は夢の如し
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「往時渺茫として都て夢に似たり」の解説
カンタン!解説
「往時渺茫として都て夢に似たり」っていうことわざはね、過去に起こったことはもうとても遠いところにあって、ボヤっとしていて、まるで夢みたいに感じるっていう意味だよ。
例えば、キミがまだ小さかった頃、家族で行った旅行のことを思い出そうとしたとき、その具体的な細かいことが思い出せなくて、ぼんやりとしか思い出せない感じだね。
「往時」っていうのは、過去に起こったこと、すでに過ぎ去った昔のことを言うんだ。「渺茫」っていうのは、遠くて広い、はてしないようなさまを表しているよ。だから、「往時渺茫として都て夢に似たり」っていうことわざは、遠い過去のことはもうはるか遠くにあって、ぼんやりとしか思い出せない、まるで夢のようだっていう意味なんだよね。
「往時渺茫として都て夢に似たり」の使い方
健太くん。小さい頃のことを覚えている?
往時渺茫として都て夢に似たりであんまり覚えていないよ。ともこちゃんは?
私は生まれた時のことも覚えているわ。
時々胎内記憶がある人もいるよね。
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「往時渺茫として都て夢に似たり」の例文
- つらいことが重なったあの頃のことは、往時渺茫として都て夢に似たりでぼんやりとしか覚えていない。
- ほとんどの記憶が往時渺茫として都て夢に似たりだが、ともこちゃんと過ごした記憶だけは明確だ。
- 数日前のことですら往時渺茫として都て夢に似たりだが、なぜか70年前の子供の頃の記憶は鮮明に思い出せる。
- 金銭の授受があったかという話ですが、往時渺茫として都て夢に似たりで記憶にございません。
- 忘れっぽく往時渺茫として都て夢に似たりだから、詳細を日記に書き留めるようにしている。