【ことわざ】
鬼の首を取ったよう
【読み方】
おにのくびをとったよう
【意味】
大きな手柄を立てたかのように、得意になったり大喜びしたりするというたとえ。
周りの人はそれほどとは思っていないのに、本人だけが得意になっている場合に使うことが多い。
【語源・由来】
鬼を退治して首を取るのは大きな手柄だが、討ち取ったわけではないのに本人だけが得意になって喜んでいることをからかっていること。
【英語訳】
As proud as Punch. It is big pride.
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「鬼の首を取ったよう」の使い方

ともこちゃん、昨日のサッカーの試合は見ていてくれた?

しっかり見ていたわよ。念願の初戦突破ね。健太くんおめでとう。

これはもう優勝が決まったようなものだと、みんな盛り上がっているよ。

初めての勝利のようだけれど、鬼の首を取ったような騒ぎね。
「鬼の首を取ったよう」の例文
- 兄は希望する大学に3年間浪人して、この春やっと合格したのだが、鬼の首を取ったように喜んでいる。
- いつも母の言葉を指摘する父が時々言い間違いをすると、母は鬼の首を取ったように注意している。
- 野球部の決勝進出が決まったというだけで、学校中が鬼の首を取ったような騒ぎになっている。
- 彼は友達に口げんかで勝てたと、鬼の首を取ったような様子だ。
- そんな些細なことで、鬼の首を取ったように騒ぐ必要はないじゃないか。
手柄や功績を称えるときに使うのは、誤りなので注意が必要。
「これほどの成績を収めることは、鬼の首を取ったように優秀だ。」と使うのは誤り。
「これほどの成績を収めることは、鬼の首を取ったように優秀だ。」と使うのは誤り。
まとめ
素晴らしい功績を残したり、手柄を立てたりすることは、とても誇らしいことではないでしょうか。
しかし、鬼の首を取ったようというように、実際には功績や結果を残しているわけではなく、手柄も立ててもいないのに得意になっては恥ずかしいですね。
本当に成功を収めることができるように、努力したいものですね。