「形は生めども心は生まぬ」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
形は生めども心は生まぬ
【読み方】
かたちはうめどもこころはうまぬ
【意味】
親子は顔かたちが似ているが、性質は似ていないということ。
「形は生めども心は生まぬ」ということわざは、親と子が外見は似ているけれど、性質や考え方は全く異なる場合に使う言葉なんだよ。
ほんまやな、これは。親子でも、顔はそっくりやけど、中身は全くちゃうこともあるんやろ?ちょっと気になるところやわ。
親が怒りっぽいのに、子供がおとなしいとか、逆に親がおっとりしてるのに、子供が元気いっぱいとかね。顔だけじゃなくて、心の中もちゃんと見なあかんって、このことわざは教えてくれてるんやな。
【類義語】
・親は親
・子は子
・子は生むも心までは生まぬ
【対義語】
・蛙の子は蛙
・子は親を映す鏡
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「形は生めども心は生まぬ」の解説
カンタン!解説
このことわざ、「形は生めども心は生まぬ」は、親子や兄弟で顔が似ているけれども、性格や考え方が全く違うという意味だよ。
たとえば、お兄ちゃんがとっても元気で、いつも外で遊んでいるのに、弟くんはおうちで本を読むのが好きなんだ。顔はとても似ているけど、趣味がまったく違うということ。
「形」は見た目や顔のことで、「心」は性格や考え方のことを指しているよ。
このことわざは、人それぞれ違う性格や考え方を持っているから、外見だけで判断してはいけないと教えてくれるんだ。
だから、誰かを見たときには、見た目だけじゃなくて、その人の性格や考え方も知るように努めようね。人は見かけによらないことが多いんだよ。
「形は生めども心は生まぬ」の使い方
健太くんはお母さんとそっくりだけど中身が違うわね。
形は生めども心は生まぬだからね。育った環境が違うもん。
時代も家庭も違うから、食べてるものも違うわね。
そうなんだよ。だから母さんに「私の子供なんだからやればできるはずよ」って期待をかけられても困ってしまう。
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「形は生めども心は生まぬ」の例文
- 形は生めども心は生まぬなので、犯罪者の子供が犯罪者になるわけではない。
- あんなに乱暴な親からよくこんな穏やかでできた息子が生まれたものだ。形は生めども心は生まぬだな。
- 親子は形は生めども心は生まぬといい性質が異なるものだが、一卵性の双子もクラスや学校が別になることで変化が生まれる。
- 子供は環境が育てるものだ。形は生めども心は生まぬで親の遺伝子の影響は一部でしかない。
- 形は生めども心は生まぬというから、娘が優秀なのは彼女の努力の成果であって私に似たわけではない。