「裃を着た盗人」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
裃を着た盗人
【読み方】
かみしもをきたぬすびと
【意味】
私腹を肥やす役人のことをいう。
「裃」は、江戸時代の武士の礼装。
「裃を着た盗人」ということわざは、表面上は正しく立派に見える役人でありながら、裏で不正や私腹を肥やす行為をしている人を指すんだ。
なるほど、つまり「ちゃんとした役人の格好をしてるけど、実は裏で悪いことをしてる」ってことやね。
外見はきちんとしてても、中身がどうかはわからんから、注意しなあかんな。真面目そうな人でも、ちゃんと背後を見ておかないとあかんねんな。
【語源・由来】
礼服を着て盗みを働くものの意から。
【類義語】
・衣冠の盗
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「裃を着た盗人」の解説
カンタン!解説
「裃を着た盗人」っていうことわざは、外見はちゃんとした役人っぽく見えるけど、実はその役職や権力を悪く使って、自分のものにしてしまうような人を指すんだよ。
たとえばね、ある役所の人が、自分の仕事の立場を使って、お金や物を悪く手に入れたり、おかしなことをしてしまうようなことを言うんだよ。外見ではきちんとした人に見えるけど、中身は盗人みたいな行動をする、っていう意味だね。
「裃」とは昔の日本で役人が着ていた服のことで、このことわざはそういう服を着てるけど、実際は盗人みたいなことをしてるっていう、見かけと実際の行動のギャップを描いてるんだよ。
「裃を着た盗人」の使い方
裃を着た盗人が多いよね。
私腹を肥やすことしか考えていない政治家が多いからね。
その政治家に仕える役人もまた同じか。
まずは税金は、国民の血と汗と涙の結晶であって無駄遣いしてはいけないものだという認識を再確認すべきね。
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「裃を着た盗人」の例文
- 国民のためでなく自分の利益しか考えない裃を着た盗人は、税金泥棒ともいう。
- 国民の公僕が私腹を肥やし、裃を着た盗人に成り下がっている。
- 庶民はすぐに逮捕し氏名を公表するのに上級国民は逮捕しない。警察は利益を与えてくれる金持ちに対して斟酌する裃を着た盗人なのか。
- 一等地に格安で住める公務員住宅にまっさきに予算をつけるのは、裃を着た盗人と言われてもしょうがない。
- 私利私欲のために職権乱用するとは裃を着た盗人だな。けしからん。