「烏の雌雄」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
烏の雌雄
「誰か烏の雌雄を知らんや」の形で使われることが多い。
【読み方】からすのしゆう
【意味】
物事の是非や善悪の判断が容易につかないこと。
あぁ、つまり、「ほんまに似てて、どっちがどっちやかわからん」っていうことやな。
カラスの男の子と女の子を見ても、さっぱり区別つかんしな。それを使って、すごく似てるもの同士を示すんやな。ちょっとした違いを見分けるのが難しいってことやね。
【語源・由来】
烏の雌雄は見た目では判断しにくいことから。
【出典】
「詩経」
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「烏の雌雄」の解説
カンタン!解説
「烏の雌雄」っていう言葉はね、「詩経」という古い詩集の中の一つ、小雅・正月って部分からきてるんだよ。この言葉の意味は、二つのものがとっても似ていて、どっちがどっちかわからない、っていうこと。
例えばね、クラスで似たようなランドセルを持ってる友達がいて、どっちのランドセルがどっちの持ち主か、見ただけではわからないとき、それを「烏の雌雄」みたいだね、って言うことができるんだよ。つまり、とても似ていて識別が難しいものを指す言葉なんだね。
「烏の雌雄」の使い方
世の中烏の雌雄なことが多いよね。
判断が難しいよね。
でも裁判官は白黒つけないといけないのよね。
大変な仕事だね。
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「烏の雌雄」の例文
- あの二人は烏の雌雄だが、他人の空似というやつで他人なんだ。
- 是非を問うも烏の雌雄で結論が出ない。
- 第三者からすれば烏の雌雄のはずなのに、勘違いした正義感に燃えSNSで当事者を叩く人がいる。
- 烏の雌雄なので簡単に批評することはできない。
- はっきりとした根拠がなく烏の雌雄だから、僕にはどちらが正しいのか判断がつかない。
烏の雌と雄は外見が非常に似ているので、それを例に取って、似たもの同士での微妙な違いを表現しているんだ。