【ことわざ】
風穴を開ける
【読み方】
かざあなをあける
【意味】
悪習といった古い習慣により柔軟性に乏しく凝り固まった価値観をもつ組織や物事などに、新鮮な風(新たな価値観)を吹き込むこと。
【語源・由来】
「風穴」とは「風が通り抜ける穴」という意味があり、別の物体が貫いた後にできる穴をいう。また、槍で壁などを突いたり、銃で体などを撃ちぬいたりする穴は比喩上”風穴”とよばれ、そのような穴を開けることを風穴を開けるということがあり、そこから由来がきている。
【対義語】
・親方日の丸
【英語訳】
・make a breakthrough
make a breakthrough
breakthrough ➡ break=壊す/ through=通り抜ける という意味から”これまで不可能だったことを可能にする”という意味になる。
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「風穴を開ける」の使い方
ともこちゃん何読んでるの?
ん~?『TIME』だよ?
え!?ともこちゃん、『TIME』ってあの世界No.1ニュース誌だよね?なんでそんなもの読んでるの??
健太君ってホント遅れてるよね?今の時代って情報が全てなのよ?いついかなる時も、信頼できる情報源を持っていないと戦えないんだから
ともこちゃんって、やっぱすごいな~!ちなみに今はどんな記事読んでるの?
えっとね、なんかA社がB社の傘下に入ったことで旧態依然だったA社に風穴を開け、A社の潜在能力を引き出したらしいよ。すごいよね、B社。
僕はその年でその雑誌を読む、ともこちゃんの方がすごいと思うよ。
「風穴を開ける」の例文
- ○○県のこれまでのスイーツ業界に風穴を開けたことで大きな話題を呼んだ。
- 世界を見ることで、自分の固定観念に風穴を開けることができた。
- 閉塞した学校生活に、一人の生徒が大きな風穴を開けた。