「烏羽の文字」の意味(出典・故事・語源由来)
【ことわざ】
烏羽の文字
【読み方】
からすばのもじ
【意味】
そのままでは読むことができないことや判別できないこと。
「烏羽の文字」という言い回しは、何かがとても難解で、読んだり理解したりするのが難しいことを指すんだよ。
ああ、それってつまり、見ても「なんじゃこれは!?」ってなるような、むずかしい文字や情報のことを言うんやな。
ちょっと、子供が書いた落書きみたいによくわからんもんを見たときの気持ちやな。読んでもサッパリわからんってことやね。
【出典】
「日本書紀」
【故事】
敏達天皇の時代に高麗からの烏の羽根に墨で書かれた表が献上されたが誰も読めなかった。そのとき、王辰爾という識者がその羽根を蒸して絹に押し当てた所、文字が絹にうつって読めたという故事から。
【語源・由来】
烏の黒い羽根で書いた文字という意から。
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「烏羽の文字」の解説
カンタン!解説
「烏羽の文字」っていう表現はね、何かがとっても読みにくい、またはわかりにくいことを示しているんだよ。
たとえば、友達が書いた字がすごく雑で読めなかったり、あるいはテストの問題がとっても難しくて何が何だかさっぱりわからないとき、それを「烏羽の文字みたい」と言うことができるんだ。まるで烏の羽で書かれた文字のように、見ても理解が難しい、っていう意味なんだね。
「烏羽の文字」の使い方
この古代文字は烏羽の文字だね。
解読までに時間がかかりそう。
何を書いてあるか分かったら、歴史の謎が紐解かれるね。
それは頑張りたくなるわね。
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「烏羽の文字」の例文
- ただの白い紙のように見えて烏羽の文字だが、火であぶると文字が浮き出る。
- その暗号文は烏羽の文字で書かれ、仲間しか読み方を知らない。
- 健太くんの書いた文字は烏羽の文字でいわゆる汚文字なので、本人しか読むことができない。
- そのダイイングメッセージは烏羽の文字で、犯人に消されないよう判別しづらくしてあるようだ。
- この文字は烏羽の文字、逆さ文字になっているんだ。