「烏は百度洗っても鷺にはならぬ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
烏は百度洗っても鷺にはならぬ
【読み方】
からすはひゃくどあらってもさぎにはならぬ
【意味】
生まれつきのものを変えようとするのは無理があるということ。
たとえば、俺がどんなに練習しても、歌のうまい人にはなれへんのと同じやな。生まれ持ったもんは、なかなか変えられへんってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
黒い烏をどれだけ洗っても白い鷺にはならない意から。
【類義語】
・烏の黒いのは磨きがきかぬ
・鷺は洗わねどもその色白し
「烏は百度洗っても鷺にはならぬ」の解説
「烏は百度洗っても鷺にはならぬ」っていうことわざは、どんなに頑張って変わろうとしても、生まれ持っての性格や特徴はなかなか変わらないっていう意味なんだよ。
例えばね、足が速くない人が、どんなに練習しても、最初から足が速い人には勝てないって感じ。もしくは、いつも勉強が得意じゃない子が、どれだけ努力してもトップの成績にはなれないかもしれない、ってことを言ってるんだ。
「烏」とはカラスのことで、「鷺」は白鷺っていう白い鳥のことだよ。だから、カラスがどんなに体を洗っても、白鷺みたいに白くなれない、ってことで、元々の特徴や性質は簡単には変わらないっていうことを示しているんだよね。
だから、このことわざは、自分の生まれ持っての特徴や能力を認めて、それを生かしていくことの大切さを伝えているんだ。
「烏は百度洗っても鷺にはならぬ」の使い方
「烏は百度洗っても鷺にはならぬ」の例文
- 生まれつき烏は百度洗っても鷺にはならぬというから、遺伝子レベルで刻まれた性格を矯正するのは難しい。
- 一度顔を整形すると定期的なメンテナンスが必要になる。烏は百度洗っても鷺にはならぬで無理があるんだ。
- 運動音痴は生まれつきなので、烏は百度洗っても鷺にはならぬで今更どうこうしようとは思わない。
- 外国人は足が長く日本人は短い。烏は百度洗っても鷺にはならぬなので、日本人として生まれたからにはあきらめるしかない。
- 烏は百度洗っても鷺にはならぬといい僕の音楽センスのなさはどうしようもできないが、少しでも良くなるよう磨くことはできるはずだ。