「好事も無きには如かず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
好事も無きには如かず
【読み方】
こうじもなきにはしかず
【意味】
人生は何もなく穏やかである方が良い。
そうやな、時には良い出来事やサプライズも、煩わしい事態を引き起こすことがあるもんね。
それに、毎日が平穏で落ち着いてるのも、とっても良いもんだよ。何もない日常に、改めて価値を感じるこのことわざ、心に留めておきたいな。
【出典】
「巌棲幽事」
【語源・由来】
良いことでも起きると煩わしく、悪いことだとなおさらであるという意から。
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「好事も無きには如かず」の解説
カンタン!解説
「好事も無きには如かず」ということわざは、「巌棲幽事」という文献から来ているんだよ。この言葉の意味は、たとえそれが良いことであっても、あると手間がかかったり、面倒になることもあるから、何もない、すっきりとした状態の方がいい、っていうことだよ。
例えば、おもちゃがたくさんあるのは楽しいけど、片付けるのが大変だったり、どれで遊ぶか迷ってしまったりすることがあるよね。そういう時に、おもちゃが少ない方がシンプルで楽かもしれない、っていう感じで理解するとわかりやすいかな。
つまり、たくさんの良いものや出来事があるのはいいことだけど、それに伴う手間や問題もあるから、時にはシンプルな生活や状態の方が良い、っていうことをこのことわざは教えてくれるんだよ。
「好事も無きには如かず」の使い方
うまい話が転がり込んできたんだ。
ラッキーじゃない。
それによって欲や執着や疑念がうまれて、頭の中がぐちゃぐちゃなんだよ。
好事も無きには如かずね。
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「好事も無きには如かず」の例文
- 結局心惑わされることになるから、好事も無きには如かずだ。
- 人は煩悩を抱えて生きているから、好事であっても頭を悩ませることになる。なので好事も無きには如かずと考える。
- 好事も無きには如かずだから、起伏のない人生こそ最高の幸せだ。
- 告白されても悩みが増えるし、振られても悲しい。好事も無きには如かずだから、恋をせず穏やかに生きる。
- 宝くじに当たって幸せになったという人の話を聞いたことがない。好事も無きには如かずというけど、人生何事もなく平穏で退屈なくらいがちょうどいい。
事物には良い面だけでなく、煩わしい面もある。そのため、何もない静かな日常の方が、心地よく感じられることがあるんだ。