【ことわざ】
コロンブスの卵
【読み方】
ころんぶすのたまご
【意味】
一見簡単そうなことでも、初めて行うのは難しいという例え。どんなに素晴らしいアイデアや発見も、ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えることを指す成句である。
【語源・由来】
アメリカ大陸の発見はだれでもできることだと批判する人々に対して、コロンブスは卵を立てることを試みさせ、だれにもできないのを見て、卵の尻をつぶして立ててみせたという逸話から
【英語訳】
the egg in the Columbus story
Columbus’s egg.
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「コロンブスの卵」の例文

健太くん、ノートに向かって、珍しく勉強をしているの?

勉強じゃないよ。謎解き問題をやっているんだ。どうしてもわからなくて一時間も考えているよ。難しいなあ。

ああ。これは、こうすると・・・。ほらね。

ああっ。答えを聞いてみるとコロンブスの卵に近いものだったんだ。なるほどね。
「コロンブスの卵」の例文
- なんで誰もこういうおもしろい番組を作らなかったんだ、コロンブスの卵じゃないか。
- 小学生の夏休みの宿題の発明品を見ると、仕組みはとても簡単なのだが、コロンブスの卵同様、アイディアや着眼点がすごい。
- 手品のタネを聞くと、いつもコロンブスの卵の逸話を思い出すくらい、単純だったりする。
- 何か問題が起こった時、原因がわかってしまえば、コロンブスの卵なのだが、そこまで行きつくことが難しい。
- コロンブスの卵のように、いわれてみれば何でもないことだが、初めにこのトリックを考えた作家はすごいと思う。
まとめ
コロンブスの卵の話を聞いたときにはなんてずるいんだと思ったものであるが、それは凡人の僻みなのかもしれない。何事も先駆者になるには頭の柔らかさからくるひらめきが必要である。教科書と向き合って、知識を詰め込み、幼いころから受験と戦っている子供たちもたまには外で遊び友人とふれあいひらめき力を鍛えることも大切ではないだろうか。