「境に入りては禁を問う」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
境に入りては禁を問う
【読み方】
さかいにいりてはきんをとう
【意味】
他の国や土地は法や習慣が異なるので、注意するようにということ。
「境」は、国境。「禁」は、禁令。
「境に入りては禁を問う」ということわざは、異なる土地や国に行く時には、その場所のルールや風俗が違うかもしれないので、気をつける必要があるという意味だよ。
ああ、それは「他の場所に行ったら、そこのルールやマナーをちゃんと守らなあかん」ってことやな。例えば、大阪に来たらたこ焼きをフォークで食べんといて、ピックで食べるっていうぐらいの気持ちで、いろんな場所のルールを守るのが大事やな。
違う土地や国に行くときは、ちゃんとその場所のルールを学んで、失礼しないようにするんやね。
【語源・由来】
他の国に入国したら、その国で禁じられていることを聞いてそれを犯さないよう気をつけよという意から。
【出典】
「礼記」
【類義語】
・郷に入りては郷に従う
・国に入ってはまず禁を問え
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「境に入りては禁を問う」の解説
カンタン!解説
「境に入りては禁を問う」っていう言葉はね、新しい場所や違う国に行ったら、そこのルールや習慣をちゃんと知って、それに従おうという意味なんだよ。
例えば、友達の家に遊びに行ったら、その家のルールを守るように、別の国に旅行に行ったら、その国の習慣や法律を守るように、ってこと。新しい場所に行くときは、いつもその場所のルールや習慣を尊重して、失礼なことをしないように気をつけようって、このことわざが教えてくれているんだよ。
「境に入りては禁を問う」の使い方
外国では麵をすする音がだめなんだって。
ずずっとすすった方がおいしいのにね。
境に入りては禁を問うというから従うしかないね。
すすらないと食べた気がしないわ。
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「境に入りては禁を問う」の例文
- 境に入りては禁を問い入国しないと、お縄になることもある。
- 雑草対策のためにヤギを飼っていたら、外国人に捕獲後食べられた。境に入りては禁を問うことを知らないのだろうか。
- 境に入りては禁を問う姿勢が見られなければ入国禁止とする。
- 自分たちがアジアの看板を背負っていることを心に留め、境に入りては禁を問う。
- 都会の人の地方への移住が流行っているが、境に入りては禁を問うべきで都会風を吹かしてはいけない。