「触り三百」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
触り三百
「触り三百目」ともいう。
【読み方】さわりさんびゃく
【意味】
少しでも関わると迷惑をこうむること。
「三百」は、三百文。
要するに、ちょっと関わったつもりが、その結果大きなトラブルや損失を招くことやね。例えるなら、ちょっとだけ水に足をつけたら、ズッポリと泥沼にはまってしまう、みたいな感じやな。
何事も、関わる前にちゃんとリスクを見極めて、慎重に行動することが大切やね。
【語源・由来】
ほんの少し触っただけで三百文の損をする意から。
【類義語】
・触らぬ神に祟りなし
・歩く足には泥がつく
・がったり三両
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「触り三百」の解説
カンタン!解説
「触り三百」っていうことわざはね、ちょっとだけ関わったり、ちょっとだけ手を出したりしただけで、大きな損失を受けちゃうことを言ってるんだよ。
例えばね、友達が「このゲーム面白いからちょっとやってみて!」って言ってきたから、ちょっとだけやってみたら、すごくハマっちゃって、結局たくさんお金を使っちゃった、とかそういう感じ。
「銭 (ぜに) 三百文」ってのは、昔の日本のお金の単位で、けっこうな額のことを示してるんだ。だから、「触り三百」は、ちょっとのことから、思ってた以上に大きな損失やトラブルになることを警告してくれているんだよね。要するに、「うっかりちょっと手を出すだけで、大変なことになっちゃうから、気をつけてね!」ってことを教えてくれることわざなんだよ。
「触り三百」の使い方
先生の機嫌が悪いね。
触り三百よ。そっとしておきなさいよ。
触ったら爆発するかな。それも面白いな。
触ると笑っていられなくなるわよ。
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「触り三百」の例文
- 関わらないという選択肢もあったのに、なまじっか関わったばかりに迷惑をこうむるとは、触り三百だ。
- 他人のことに口を出さない方が良い。触り三百というし、余計なお世話かもしれない。
- 余計なことに首を突っ込むな。触り三百だから、自分の心配だけしていろ。
- 触り三百というから今は危ない。もう少し様子を見て見よう。
- 下手に関わると災いを受けることになるよ。触り三百といわれるように、見て見ぬふりをして関わらないのが一番だ。
例えば、何かの取引や事業に軽く関わったつもりでも、思わぬトラブルが生じて大きな損失を出してしまう、というような状況を表現する時に使うよ。