「七年の病に三年の艾を求む」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
七年の病に三年の艾を求む
【読み方】
しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ
【意味】
その時が来てから対策しても効果が無いので、常日頃から心構えをしておくことが大切ということ。
病気になる前からちゃんと体を大事にせなアカン、ってことやんな。こういうのは日頃の心構えが大事やってことやな。急な時にバタバタせんように、平和な時からちゃんと準備しとくって大事やね。
【語源・由来】
七年間臥せっている重病に、もぐさを三年かけて乾かしても間に合わない意から。
【出典】
「孟子」
「七年の病に三年の艾を求む」の解説
「七年の病に三年の艾を求む」っていう言葉は、大変なことが起こってから急いで対策をしようとしても、遅いっていう意味があるんだよ。いつもの生活の中で、ちゃんと心の準備や体の準備をしておかないと、いざ大変なことが起こったときに困るよ、って教えてくれている言葉なんだ。
例えばね、七年も続くとっても大変な病気にかかっちゃった人がいるとしよう。でもその人は、元気なときには全然体の手入れをしなかったの。そんな時、三年かけて乾かしたすごく良いお灸を使って治そうと思っても、もう遅いんだね。だから、普段から体のことを大切にしておかないといけないんだ。
この言葉は、病気のことだけじゃなくて、ほかのことにも当てはめることができるんだよ。例えば、テストの前になって急に勉強し始めても、時間が足りなくてうまくいかないことがあるよね。だから、普段からコツコツと勉強することが大切だっていう教訓も含まれているんだよ。
「七年の病に三年の艾を求む」の使い方
「七年の病に三年の艾を求む」の例文
- 日頃から用意しておかないと、七年の病に三年の艾を求むとなり慌てふためくことになる。
- 辞退がさし迫ってから動いても遅いので、七年の病に三年の艾を求むごとく事前準備が肝心だ。
- 緊急事態に対応できるよう備えることが大事だ。七年の病に三年の艾を求むようではだめだ。
- 前もってをいつも心掛けないと、七年の病に三年の艾を求むことになり後悔する。
- 準備しておけばよかったのにしなかった自分が悪い。七年の病に三年の艾を求む事態になってから気付いても遅い。
だから、日ごろからの準備と心構えが大切だと教えているんだよ。