「小水の魚」の意味(出典)
【ことわざ】
小水の魚
【読み方】
しょうすいのうお
【意味】
わずかな水たまりに住む魚。転じて、死期が迫っていること。
常に危険に晒されている状況や、安定を欠いた状態を表すのに適した言葉やね。
【出典】
「出曜経」
「小水の魚」の解説
「小水の魚」という表現は、水の量が少なく、小さな水溜りにいる魚を指し、いつでも死んでもおかしくないような危険な状況にあることを意味しているんだよ。この言葉は、非常に不安定で危険な状況に置かれていることを表現するのに使われるんだね。
この表現は、水溜りがいつ干上がるかわからないため、そこにいる魚は常に危険にさらされているという状況から来ているよ。たとえば、経済的、社会的、あるいは個人的な状況が非常に不安定で、いつ崩壊してもおかしくないような状況を「小水の魚」と表現することがあるんだ。
「小水の魚」という言葉は、不安定で危険な状況にあることを示し、そのような状況にある人々や物事の脆弱さや危険性を強調しているんだよ。このことわざは、危険な状況にあるときの緊迫感や、そうした状況を脱するための行動の必要性を教えてくれているんだね。常に危機意識を持ち、安定した状態を求めることの重要性を示しているんだ。
「小水の魚」の使い方
「小水の魚」の例文
- 小水の魚となった祖父は終活を始めた。
- 人は小水の魚になると、こんなにおだやかに死を待つものなのだろうか。
- 水道は止められ、もうすぐ貯蓄がゼロになり食べることができなくなる。僕は小水の魚だ。
- 前にはクマが、後ろにはワニがいる。小水の魚の自分にできることは、辞世の句を詠むことくらいだ。
- 津波を甘く見て避難が遅れたので、小水の魚である。