「詩に別才あり」の意味(出典)
【ことわざ】
詩に別才あり
しにべっさいあり
【意味】
詩は才能で作られ、学や教養で作られるものではない。


学があるからって詩がうまいわけじゃないし、詩のセンスは勉強だけでは身につかんと。何かピンと来るもんがあるかどうか、それが大事ってわけかいな。
【出典】
「滄浪詩話」
「詩に別才あり」の解説
「詩に別才あり」というのは、「滄浪詩話」という本に出てくる言葉で、詩を作る才能っていうのは、学校で勉強したことや、たくさん知っていることにかかわらず、その人特有の別の能力があるっていう意味なんだ。
詩を書くことって、ただたくさんのことを知っているからって上手くなれるわけじゃないんだよ。音楽で言えば、ピアノが上手な人がいるみたいに、詩を書くのにも特別な才能が必要だってこと。だから、学校のテストでいい点数を取る人が、必ずしも素敵な詩が書けるわけじゃないし、いつもテストで点数が低くても、すごく心に響く詩が書けるかもしれないんだよ。
例えば、友達が素敵な絵を描いたり、すてきな物語を思いついたりするのは、勉強が得意だからじゃなくて、その子にしかできない特別な才能があるからなんだね。詩にも同じで、学問や知識とは別の、詩を作る特別な才能があるってことを言っているんだ。
「詩に別才あり」の使い方




「詩に別才あり」の例文
- 成績の優劣は詩作に関係はない。詩に別才ありだ。
- 学を極めたものが詩の才能があるわけではない。詩に別才ありで学問とは別物だ。
- 詩はセンスが全てだ。詩に別才ありといわれる。
- 詩に別才ありといい、言葉が拙い幼児の方が素直な良い作品を作ったりする。
- 難しいことは考えなくてもいい。詩に別才ありだから、感じたままに書けばいい。

























詩作りには特別な感性が求められ、単に勉強ができるというわけではないという意味があるのさ。