「尺も短き所あり寸も長き所あり」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
尺も短き所あり寸も長き所あり
「尺も短く寸も長し」ともいう。
【読み方】
しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり
「尺」は「せき」とも読む。
【意味】
あらゆるものには一長一短があり、場合によって何が役に立つか分からない。智者も愚者に劣ることをする場合があり、愚者が智者より優れている場合があるということ。
「尺も短き所あり寸も長き所あり」ということわざは、どんなに長い尺(しゃく)という単位の棒でも短く感じる時があるし、短い寸(すん)という単位の棒でも長く感じる場合がある、ということだよ。
ほほう、それはおもろいことわざやな。つまり、「長い棒も短かったりするし、短い棒も長かったりする」ってことは、状況によっては賢い人でも間違いがあるし、いわゆる「愚か」って言われる人でもピカイチなことがあるってことやな。
なんでもかんでも一概には言えひんってことや。へー、そんなこともあるんやな、世の中ってやっぱり色々やで。
【語源・由来】
一尺でも短くて足りないこともあり、その十分の一でも長すぎて余る場合もあるという意から。
【出典】
「楚辞」
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「尺も短き所あり寸も長き所あり」の解説
カンタン!解説
「尺も短き所あり寸も長き所あり」っていうのは、物差しの長さが、時には短すぎたり長すぎたりするっていうことわざだよ。物事によっては、普通はすごく賢い人でも失敗することがあるし、いつもはそんなに賢くない人が上手にできることがあるってことを言ってるんだ。
たとえば、ふつうは数学がすごく得意な子がいるけど、たまには難しい問題でつまずいたりすることがあるよね。逆に、数学が苦手な子が、たまにはすごくいい答えを見つけたりすることもある。これがまさに、「尺も短き所あり寸も長き所あり」ってことわざの意味で、人は誰でも得意なこともあれば、そうでないこともあるってことを教えてくれてるんだよ。
「尺も短き所あり寸も長き所あり」の使い方
片付け終わった?
尺も短き所あり寸も長き所ありと考えると捨てられないよね。
そこを思いきって捨てないと片付かないわよ。
捨てるのは住環境にいいけど、必要になってまた買ったら地球環境に良くないと思うんだよね。
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「尺も短き所あり寸も長き所あり」の例文
- 世の中成果主義になっているが、尺も短き所あり寸も長き所ありだからエースばかり重用するのはよくない。
- 尺も短き所あり寸も長き所ありというから、安易なリストラはすすめない。
- 東大卒は間違いない人材と思われがちだが、尺も短き所あり寸も長き所ありで場合によってはそうでないこともある。
- 尺も短き所あり寸も長き所ありというからと、多くの人間を雇用し続けていては人件費がかさみ体力が持たない。
- 専門家の意見がいつも正しいわけではないし、愚者の意見が正しいこともある。尺も短き所あり寸も長き所ありだ。