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「十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし
【読み方】
じゅういのきはじめしょうじてひこばえなればあしかいてたつべし
【意味】
小さいうちは災いを簡単に根絶やしにできるが、大きくなってからでは難しいということ。
同じように、トラブルも始まったばかりのときにケアしとかないと、後からえらいことになるってことやね。小さいときにしっかりと対策を立てて、大きな災いになる前に切り取るんがええってことや。
【出典】
「枚乗」-上書諫呉王
【語源・由来】
十かかえもある大木でも新芽のうちは足でかいて簡単に根絶やしできるということから。
【類義語】
・涓涓塞がざれば終に江河となる
「十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし」の解説
「十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし」という言葉は、大木になる前の小さな新芽の段階であれば、簡単に根絶やしにできるけれど、いったん大木に成長してしまうと、もう手に負えなくなるって意味のことわざだよ。
「十囲」というのは、木の太さが十人でかかえるほどあるという意味で、すごく大きな木のこと。でも、その大きな木も、最初は小さな新芽(ひこばえ)、「蘖」と書いて「ひこばえ」と読むんだけど、その新芽から始まるんだよ。
このことわざは、トラブルや問題も、小さいうちならすぐに対処して解決できるけど、放っておくと大きな問題に成長してしまって、後でどうにもできなくなるって教えてくれているんだ。だから、小さな問題を見つけたら、すぐに行動を起こして解決することが大切だってことを伝えている言葉なんだね。
「十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし」の使い方
「十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし」の例文
- 災いの種は気付いた時に摘み取らないと、大きな災いとなったときには時すでに遅しだ。十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべし。
- 十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべしというので、将来的に災いとなりそうな人材は躊躇なく切る。
- 問題が表面化してから対応しても遅いので、十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべしというように早期対応が大事だ。
- 問題が大事になってからでは対処することが不可能になることもあるので、十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべしだ。
- 十囲の木始め生じて蘖なれば足掻いて絶つべしと思うので、災難になりそうなことがないか目を光らす。