「人後に落つ」の意味(出典)
【ことわざ】
人後に落つ
「人後に落ちない」の形で人に劣らないの意で用いることが多い。
【読み方】じんごにおつ
【意味】
他人におくれをとり先を越されること。ひけをとること。
へぇ、そやな。つまり、このことわざは「他の人に比べて遅れを取ったり、劣ったりしてる」って状況を言うんやな。周りの人よりもちょっと立場が悪くなってしまってる、みたいなことやね。
この言葉は、常に周りの人と自分を比べて、どう立ち回るべきかを考えさせるんやな。競争が激しい世の中で、自分の立ち位置をしっかり把握することが大切やってことや。
【出典】
「李白」の「夜郎に流され辛判官に贈る」
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「人後に落つ」の解説
カンタン!解説
「人後に落つ」という表現は、他人よりも後れを取る、つまり他人に比べて劣る状態を表す言葉だよ。このことわざは、競争や比較の文脈で使われることが多く、自分が他人に比べて不利な立場にある、または他人よりも成果や能力が劣っている状況を示すんだ。
例えば、学業、仕事、スポーツなどで、他の人よりも成績が低い、あるいは達成度が低い状況を「人後に落つ」と表現することがあるよ。この表現は、他人に比べて自分がどの程度劣っているかを強調するために使われるんだ。
「他人の風下に立つ」や「遅れを取る」、「劣る」という表現も同様の意味を持っていて、自分が他人に比べて不利な状態にあることを示しているよ。たとえば、「彼は常に努力しているが、残念ながら同僚に比べて常に人後に落つ」という使い方ができるね。これは彼が同僚に比べて成果が低い、または劣っていることを表しているんだよ。
「人後に落つ」の使い方
健太くんはバスケが上手よね。
人後に落ちないと思うよ。
じゃあ、クラス対抗バスケ大会で優勝できるよう指導してくれる?
もちろんだよ
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「人後に落つ」の例文
- サッカーの知識に関しては人後に落ちないが、さすがにプロサッカー選手には人後に落つ。
- 誰にも負けないと思ってたのに、ピアノの演奏においてともこちゃんより人後に落つ。
- 料理においては人後に落ちないと自負している。
- 魚の知識に関しては人後に落ちない。漁師さんにも負けない。
- 数学に関しては人後に落ちないつもりだったが、世界は広い。上には上がいた。
「人後に落つ」の文学作品などの用例
自分は彼のヨーロッパ紀行に楽しい望みをかける点において、人後に落つるものでない。(和辻哲郎の享楽人より)
これは、競争や比較の中で、他人よりも後ろに立つこと、つまり不利な立場にあることを意味しているんだ。