「仁者は盛衰を以て節を改めず」の意味(出典)
【ことわざ】
仁者は盛衰を以て節を改めず
【読み方】
じんしゃはせいすいをもってせつをあらためず
【意味】
徳がある人は相手の盛衰で節操を変えるようなことはしない。
「仁者は盛衰を以て節を改めず」という言葉は、仁徳のある人は、自分の運命や状況が良くなったり悪くなったりしても、その原則や信念を変えないという意味だよ。
ほう、そやな。つまり、いい人ってのは、境遇がどう変わろうとも、自分の信念や原則をブレさせへんってことやな。たとえ状況が良くなっても悪くなっても、ずっと一貫してるってことやね。
どんな時でも、自分の心をしっかり持ち続けることの大切さを教えてくれる言葉や。外の世界がどう変わろうと、自分の中の信念は変わらへん、ってことやな。
【出典】
「小学」
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「仁者は盛衰を以て節を改めず」の解説
カンタン!解説
「仁者は盛衰を以て節を改めず」という言葉は、仁徳のある人、つまり他人に対して深い愛情や思いやりを持って、正義と道徳に基づいて行動する人は、自分の境遇が良い時も悪い時も、自分の節操や原則を変えないことを意味しているよ。
この言葉の中で「盛衰」というのは、人生の浮き沈みや境遇の変化を指していて、例えば成功や繁栄(盛)と、失敗や衰退(衰)といった状況のことをいうんだ。そして「節を改めず」とは、そのような状況の変化によって自分の主義や原則を変更しないことを表しているんだ。
このことわざは、本当に仁徳のある人は、たとえ環境や状況がどう変わろうとも、自分の信念や正直さ、道徳的な原則を堅持し続けるという意味なんだ。つまり、外部の状況に左右されずに、一貫した道徳的な生き方をすることの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「仁者は盛衰を以て節を改めず」の使い方
落ちぶれた途端に友人が減ったよ。
そんな友人は縁が切れて良かったのよ。仁者は盛衰を以て節を改めずというわよ。
こんな僕にも変わらず接してくれるともこちゃんは本物なんだね。
いつまでも友達よ。
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「仁者は盛衰を以て節を改めず」の例文
- 掌を反す人はこの世の中に多いが、仁者は盛衰を以て節を改めずといい決して反さない。
- 君の会社が倒産しようがしまいが、仁者は盛衰を以て節を改めずというから変わらず支援する。
- 友人が落ち目にあるからと言って連絡を途絶えさせることはしない。仁者は盛衰を以て節を改めずだ。
- 仁者は盛衰を以て節を改めずというが、ともこちゃんはどんな相手に対しても態度を変えないし、境遇が激変した人に対してももちろん変わらない。
- 自分の利益しか考えない人は態度をころっと変えるが、仁者は盛衰を以て節を改めずです。