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「水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり
【読み方】
すいこうしてこうりゅうをさけざるはぎょふのゆうなり
【意味】
どんな苦境に陥っても天命に従い、それを恐れないことが聖人の勇気だということ。また、どんな仕事にも危険があり勇気が必要だということ。
「蛟竜」は、想像上の動物。水中に潜み雷雨にあえば天にのぼって竜になるとされる。
おお、なるほどやな。つまり、「慣れとはすごい勇気を生むもんや」ってことやな。みんながビビって逃げ出すような怖い「蛟竜」がおるところでも、漁師さんはへっちゃらで行っちゃうってわけや。
普段からその環境にいると、どんな怖いことでも平気になるんやな。それぞれの職業で、普通の人が思いもよらんような勇気が必要なんやってことやね。
【語源・由来】
普通の人は恐れ逃げる蚊竜がいても、漁師は平気で水上を進んでいく勇気がある意から。
【出典】
「荘子」
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「水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり」の解説
カンタン!解説
「水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり」ということわざはね、漁師が自分の仕事である水上で、怖い想像上の動物である「蛟竜」がいても、怖がらずに漁を続けるっていう勇気の話なんだ。
例えばね、普通の人だったら、蛟竜がいるって聞いただけで怖がって近づかないかもしれないけど、漁師は毎日の仕事で水上にいるから、蛟竜がいても平気で漁をするんだよ。これは、人は自分の仕事や環境に慣れていると、どんなに危険でも怖くないっていうことを示しているんだね。
「蛟竜」とは、想像上の動物で、水中に隠れていて、雷雨が来ると天に昇って竜になると言われているんだよ。だから、このことわざは、人は自分の仕事や環境に慣れていると、どんな危険があっても勇気を持って立ち向かえるっていう意味があるんだね。
「水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり」の使い方
この仕事は危険だらけで嫌だな。
水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりというわよ。
どの仕事も一緒かあ。
危険を恐れず立ち向かう勇気を持たないとね。
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「水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なり」の例文
- 彼はどんな時でも動揺せず困難に立ち向かっていくので、水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりというように勇気がある人だ。
- 楽な仕事なんてない。水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりといい、危険はつきものだから勇気は不可欠だ。
- ここで失敗したら社員を路頭に迷わせることになると思うと怖いが、水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりと自分を奮い立たせる。
- 勇気がない人は困難に直面した時に怖れ逃げるが、逃げてばかりでは生きていけないので、水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりのように勇気を持って仕事と向き合うべきだ。
- 水行して蛟竜を避けざるは漁夫の勇なりというから、聖人のような勇気でこの困難を乗り越えてみせる。
どんな職業にも危険はあるけれど、その職業に慣れている人は、普通の人が恐れるようなことでも平気でやってのける勇気を持っているんだね。