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「箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず
すいさくしげくもちうるはとおきをいたすのぎょにあらず
【意味】
国が久しく栄えるには、法や罰で国民をきびしく従わせるのは良くない方法だということ。
人々を怖がらせて従わせるだけじゃなくて、もっとみんなが幸せになる方法を考えんといかんってことやね。これは、リーダーが考えるべき大切なことを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
馬を遠くまで走らせるために激しくむちをくれるのは賢明な方法ではない意から。
【出典】
「淮南子」
「箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず」の解説
「箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず」ということわざは、国の長期的な繁栄を考える際に、法律や刑罰を厳しくして国民を従わせようとするのは、良い方法ではないことを教えてくれるんだよ。このことわざは、馬を遠くまで走らせるために激しく鞭を打つことが賢明ではないという考え方から来ているんだ。
簡単に言うと、国を治める時に厳しい方法だけで人々を支配しようとするのは、長期的には良い結果をもたらさないという意味なんだ。それは、人々が怖れや強制で従うよりも、理解や協力に基づいて従う方が、国は安定し繁栄するってことを示しているんだね。
このことわざは、リーダーシップや組織の運営、さらには日常生活での人間関係においても、力や強制ではなく、理解や協力に基づく方法が重要であるという教訓を含んでいるよ。
「箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず」の使い方
「箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ず」の例文
- 独裁政権は長くは続かない。箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ずという。
- 厳しくすると必ず反発され内紛につながるので、箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ずだ。
- 国民を信頼し緩やかにした方が、箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ずといわれる。
- 良い国にしたいなら罰則をどんどん増やす必要はない。箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ずで、厳しくすればするほど悪化する。
- 国民は政治家の駒ではないので、従わせようと思ってはいけない。箠策繁く用うるは遠きを致すの御に非ずだ。