「錐刀を以て太山を堕つ」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
錐刀を以て太山を堕つ
【読み方】
すいとうをもってたいざんをこぼつ
【意味】
小さな力で大きな力のものに立ち向かうこと。


城の中心に行く前に、まずはその周りの堀を埋めるような感じやね。一歩一歩、じっくりと取り組んでいくスタイルやな。
【語源・由来】
小さな刃物で大きな山を切り崩そうとする意から。
【出典】
「荀子」
「錐刀を以て太山を堕つ」の解説
このことわざ、「錐刀を以て太山を堕つ」というのはね、小さな刃物で大きな山を切り崩そうとするっていう意味なんだ。
「錘刀」というのは、先がとがった小さな刀のことで、「太山」は中国でとても有名な大きな山、泰山のことを指しているんだよ。普通に考えると、小さな刀で大きな山を切り倒すなんて、ほとんど不可能だよね。
だから、このことわざは、すごく小さな力や少ないもので、とても大きくて強いものに立ち向かうことを言っているんだ。たとえば、小さな子供が大きな問題に勇気を持って立ち向かうような状況を表しているんだよ。
このことわざは、どんなに小さい力でも大きな影響を与えることができるっていう希望を教えてくれる言葉なんだね。
「錐刀を以て太山を堕つ」の使い方




「錐刀を以て太山を堕つ」の例文
- 大企業に立ち向かうのは、錐刀を以て太山を堕つ如し無謀なことだ。
- 国家権力に健太くん一人で刃向かうのは錐刀を以て太山を堕つのと同じだが、大勢の力を合わせれば話は別だ。
- 今の彼らでは錐刀を以て太山を堕つみたいなもので、無駄死にするだろう。
- 弱小校が強豪校にかなうわけがない。錐刀を以て太山を堕つようなものだから、まずは指導に定評のある監督を招聘しよう。
- 錐刀を以て太山を堕つようなチャレンジはよくない。互角以上に戦えるだけの能力になってからの方が良い。
























