「捨てる子も軒の下」の意味(語源由来)
【ことわざ】
捨てる子も軒の下
【読み方】
すてるこものきのした
【意味】
子への親の愛情をいう。
「捨てる子も軒の下」という言葉は、親が子どもを捨てるとしても、それでも子どもを家の軒下に置くという意味から、親が子を思う愛情の深さを表すたとえだよ。
ほう、そういうことかいな。つまり、親がどんなに厳しくしても、その底にはいつも子どもへの深い愛情があるってことやな。親が子を捨てるようなことがあっても、実はそれでも子どものことを思ってるってことやね。
これは、親の愛情の深さや複雑さを示す言葉やわ。親の愛は時に厳しいけれど、いつも子どもを思う心があるってことやな。
【語源・由来】
子を捨てる時でも、雨露がしのげるよう軒下に捨てるということから。
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「捨てる子も軒の下」の解説
カンタン!解説
「捨てる子も軒の下」というのはね、親がどんなに困難な状況にあっても、自分の子どものことを最後まで心配していることを表しているんだよ。たとえ子どもを手放さなくてはならない状況にあっても、せめて雨や霜から守ろうとして、家の軒下のような場所を選ぶっていう意味なんだ。
たとえば、昔話に出てくるようなお話で、親がどうしても子どもを育てられなくて、子どもをどこかに置いていく時、少しでも安全な場所を選んで、子どもを守ろうとする場面があるよね。それが「捨てる子も軒の下」ってことなんだ。
このことわざは、親の愛情はとても深くて、子どものことをいつも最優先に考えるって教えてくれるんだよ。どんな状況でも、親は子どものことを心から愛しているっていうことを示しているんだね。
「捨てる子も軒の下」の使い方
父さんは僕が嫌いなのかな。
捨てる子も軒の下っていうから愛されていると思うわよ。
愛情があったら、歯磨き粉の中身をワサビに変えただけなのにあんなに怒るかな。
それは私も怒るわよ。
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「捨てる子も軒の下」の例文
- 親が怒るのは心配だからだ。捨てる子も軒の下というが、大抵のことは、根っこのところに愛情がある。
- 僕のために早起きしてお弁当を作ってくれるが、捨てる子も軒の下というように愛情を感じる。
- 父さんは常に子供ファーストで動くので、捨てる子も軒の下だと感じる。
- 親の愛情は深く、捨てる子も軒の下だ。のっぴきならない理由があって捨てざるを得なかったのだろう。
- 捨てる子も軒の下といい、親の子への愛は海よりも深く空より広い。