「頭巾と見せて頬冠り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
頭巾と見せて頬冠り
【読み方】
ずきんとみせてほおかんむり
【意味】
頭巾をかぶっているつもりでも、顔を隠す頬被りにしか見えない意から。
これは、見栄や表面的な立派さに対する警告や皮肉を込めた言葉やわ。外見と実際の差を表す言葉やな。
【類義語】
・内は火が降る
・内証は火の車
「頭巾と見せて頬冠り」の解説
この言葉、「頭巾と見せて頬冠り」というのはね、外から見たらすごく立派なもののように見えるけど、実際はそれほど立派ではないっていう意味なんだよ。
「頭巾」とは、昔の人が頭にかぶる布のことで、「頬冠り」はそれよりもっと簡単なもの。このことわざでは、頭巾のように立派に見えるけど、実は頬冠りのようなありふれたものだって言っているんだ。
たとえば、すごく大きなお城のような家に住んでいる人がいるけど、中に入ってみたら家具がほとんどなかったり、壁が古かったりするような状況がこれに当たるね。外から見たらすごいけど、中はそうでもないってことなんだ。
このことわざは、外見だけで物事を判断しないことが大切だって教えてくれるんだよ。見た目が立派でも、中身が伴っていないこともあるから、見かけに騙されないようにしようね。
「頭巾と見せて頬冠り」の使い方
「頭巾と見せて頬冠り」の例文
- ぱっと見立派だが、頭巾と見せて頬冠りのように粉飾決済だ。
- すごい企業に見えても、頭巾と見せて頬冠りというような企業がたくさんあるから就職する際は気をつけてね。
- 高級バッグをもって優雅そうに見えるけど、頭巾と見せて頬冠りのごとくやり繰りが大変らしい。
- 彼は頭巾と見せて頬冠りで、本当はこんな飲み会に参加している場合じゃないはずだ。
- 裕福そうにみえるかもしれないけど、内証は火の車、頭巾と見せて頬冠りでかなり厳しい。
見た目では人を欺くことはできても、実際のところはそのようでないという状況を指しているんだ。