「そっと申せばぎゃっと申す」の意味(語源由来)
【ことわざ】
そっと申せばぎゃっと申す
「そっと申せばがっと申す」「ちっと申せばがっと申す」ともいう。
【読み方】そっともうせばぎゃっともうす
【意味】
相手の言うことに対して大げさに反応したり非難すること。言い付けられた物事を、大げさにしすぎることにいう。
あー、なるほどな。つまり、「小さな声で頼まれたことに対して、大げさな返事をする」ってことやな。
言い付けられたことに対して、意気込みすぎたり、大げさに反応したりすることを言ってるんやね。そんなに大げさにしなくてもいいのに、ということを教えてくれる言葉やな。
小声で言ったのにとんでもない大声で返事をする意から。
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「そっと申せばぎゃっと申す」の解説
カンタン!解説
「そっと申せばぎゃっと申す」ということわざは、小声で何かを言ったにもかかわらず、相手が不釣り合いに大声で返事をするという状況を指しているんだよ。この表現は、言われたことをわざと大げさにして反応する様子や、相手の言葉に過剰に反応することを表しているんだね。
この言葉は、他人の指示や発言に対して、あえて大声で反応することで、気の付かないふりをしているか、あるいは当てつけがましい態度をとっていることを示しているよ。たとえば、誰かが静かに何かを頼むと、相手がそれに対して意図的に大声で応答する状況がこれに当たるんだ。
「そっと申せばぎゃっと申す」という言葉は、相手の言葉や要求に対して故意に大袈裟な反応をすることを指摘しているんだね。このような反応は、時にはコミュニケーションを妨げたり、関係を緊張させたりすることがあるよ。「そっと申せばぎゃっと申す」「ちっと申せばがっと申す」といった変形もあり、どれも同じような意味を持っているんだ。
「そっと申せばぎゃっと申す」の使い方
彼はそっと申せばぎゃっと申すから困る。
いちいち大げさよね。
彼にものを頼む時は小さめに言わないと巨大化されてしまう。
面倒くさいから自分でやった方が良いわね。
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「そっと申せばぎゃっと申す」の例文
- 綺麗に掃除をしてと言ったらそっと申せばぎゃっと申すように、彼は三日間不眠不休でピカピカにした。
- 華やかに飾ってと頼んだが、そっと申せばぎゃっと申すごとく電飾でぎらぎらにされた。
- ドングリを集めてねと言ったけど、そっと申せばぎゃっと申すようにどんぐりの木ごと運んできた。
- 焼きイモのために火を起こすよう言ったが、そっと申せばぎゃっと申すようにキャンプファイヤーにしてどうする。イモが丸焦げになってしまう。
- 急いでくるように言ったけど、そっと申せばぎゃっと申すだ。まさか自家用ジェット機で来るとはな。
大げさなリアクションを返すことを指しているんだ。