「粗相が御意に叶う」の意味(類義語)
【ことわざ】
粗相が御意に叶う
【読み方】
そそうがぎょいにかなう
【意味】
目下の人間のそそっかしさが目上の人間にほほえましく思え、気に入られることもあるということ。
年上の人が若い人を見てると、ちょっとしたミスや失敗も愛おしく感じてしまうことがあるんやね。それが思わぬ好感をもたれることに繋がるってことやな。
【類義語】
・粗相も時の一興
「粗相が御意に叶う」の解説
「粗相が御意に叶う」という言葉は、日本語の表現で、誤って行った行動や無作法な振る舞いが、意外にも相手の好みや期待に合致してしまうという状況を指しているんだよ。文字通りには、「粗相」が「御意(ごい、つまり相手の意向や好み)に叶う(かなう、つまり一致する)」という意味になるよ。
この表現は、たまたまの偶然や幸運によって、失礼や失敗が逆に良い結果をもたらすような状況を示しているんだね。たとえば、何かを間違えたり、礼儀を欠いたりしたにもかかわらず、それが相手の好みに合ったり、予期せぬ良い反応を引き出したりする場合に使われるよ。
この言葉は、予期せぬ好結果が偶然にも起こることを示す面白い表現で、時には失敗やミスが幸運をもたらすこともあるという意味を持っているんだ。この言葉は、予期せぬ幸運や意外な好転を楽しむ心情を表すことがあるよ。
「粗相が御意に叶う」の使い方
「粗相が御意に叶う」の例文
- 健太くんのミスは同僚の怒りをかったが、上司からは粗相が御意に叶ったようでお咎めなしだった。
- 失敗を笑って済ませてもらえる、粗相が御意に叶う人は得だ。
- 私だったら始末書ものだが、彼は粗相が御意に叶うから「てへぺろ」で許される。
- 粗相が御意に叶う彼は、きっと順調に出世するだろう。
- そそっかしいのに粗相が御意に叶い憎めないやつっているよね。
年上の人が若い人のミスを見て、それも可愛らしく感じてしまい、思いがけず好感を持たれることがあるのだ。