「棚から落ちた達磨」の意味(類義語)
【ことわざ】
棚から落ちた達磨
【読み方】
たなからおちただるま
【意味】
今まで栄華を極めていた人が、零落するさま。
「棚から落ちた達磨」という表現は、元々威張っていた人が、急に落ち目になってしまい、見苦しい姿をさらすことを比喩しているんだよ。
そうか、それはつまり、「昔は偉そうにしてた人が、いきなり下落して格好悪くなっちゃった」ってことやな。
一時は棚の上に高く飾られてた達磨が、棚から落ちてくたびれた姿になるってわけやな。これは、偉そうに振る舞うといつかは恥を見るってことを教えてくれてるんやな。
【類義語】
・鍾馗大臣が棚から落ちたよう
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「棚から落ちた達磨」の解説
カンタン!解説
「棚から落ちた達磨」ということわざは、一度は高い地位にいて誇り高く振る舞っていた人が、突然その地位を失ってみっともない状態になることを示しているんだ。
達磨は、本来ならば倒れても自ら立ち上がる力を持つものとされているけど、棚の上から落ちてしまうとその力が発揮できないんだ。
つまり、地位や名誉に過度に依存し、自身の本質的な力を養っていない人は、何かの拍子にそれを失った時には自分を立て直すことができないという警戒の意味も含まれているんだよ。
「棚から落ちた達磨」の使い方
あんなに威張っていた彼が、落ちぶれて無様だね。
棚から落ちた達磨ね。
栄枯盛衰っていうけど、落ちぶれると哀れだね。
ああいう姿を見ると、庶民のままでいいやって思うわ。
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「棚から落ちた達磨」の例文
- 棚から落ちた達磨になり、恥ずかしくて外出が嫌になった。
- 彼は、リーマンショックで棚から落ちた達磨となった。
- 威張りくさっている国会議員は、落選すれば棚から落ちた達磨でただの人だ。
- 自分のすごさをあんなに語っていたのに、棚から落ちた達磨のように無様なことになった彼は哀れだ。
- 芸能人は売れている時はスタッフからちやほやされるが、旬が過ぎると掌を返したような態度を取られ棚から落ちた達磨のようになる。