「上を下へ」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
上を下へ
「上を下へかえす」ともいう。
【読み方】
うえをしたへ
【意味】
入り乱れて、とても慌てふためいているようす。
「上を下へ」という表現は、通常であれば上にあるものが下になり、下にあるものが上になる、つまり、物事が大混乱している状態を表しているんだ。
なるほどな、それはもう大変なことになってるんやな。
通常上にあるものが下に落ちてきて、下にあるものが上に飛び上がるって、もうめちゃくちゃやん。物事がぐちゃぐちゃに混乱してる、それが「上を下へ」って言葉やな。
【語源・由来】
上にあるべきものを下にし、下にあるべきものを上にするような大騒動のことから。
【類義語】
・上を下への大騒ぎ
・上よ下よ
【英語訳】
It is very much confused.
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「上を下へ」の解説
カンタン!解説
「上を下へ」っていうことわざは、全部がぐちゃぐちゃになってしまって、ものすごく混乱している状態を表しているんだよ。
考えてみて。普通、上にあるものが下に落ちてきて、下にあるものが上に上がってきたら、それは大混乱だよね。そんな状態を「上を下へ」というんだ。
例えばね、クラスでみんなが一斉に教室を出ようとして、ドアが狭すぎてみんながぶつかり合ってしまったら、それは「上を下へ」の状態だよ。それは、本当に混乱していて、何が何だかわからないような状態を表しているんだね。
このことわざは、そんな混乱や混沌の状態を上手く表現しているんだよ。
「上を下へ」の使い方
さっきはとても驚いたし、大変だったね。
教室に蜂がはいるなんて、怖かったわ。
先生も慌てていて、みんなも逃げ回っていたよね。
上を下への大騒ぎだったわね。
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「上を下へ」の例文
- 私の家の近くで火事があり、近所は上を下への大騒ぎになった。
- みんなが冷静に話し合っていたが、彼が暴言を吐いたことで、上を下への大騒動になってしまった。
- 年末の新幹線乗り場は、上を下への大混雑が予想されるだろう。
- 台所に虫が出たことで、その虫がとても苦手な私たち家族は逃げ回り、家じゅうが上を下への大騒ぎとなった。
- 野球の試合中に、グラウンドに犬が入り込んで選手を追いかけ回したので、上を下への大騒ぎとなった。
- 特売セールが始まると、売り場は上を下への大混乱になるだろう。
【注意!】間違った例文
❌「ゴキブリが出て、わたしは上を下への大騒ぎをした。」
この使い方は間違い。大人数が騒いでいるようなときに使う。また、「上や下への大騒ぎ」ではないので、注意。