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【雲中の白鶴】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

雲中の白鶴

「雲中の白鶴」の意味(語源由来・類義語)

意味【ことわざ】
雲中の白鶴

【読み方】
うんちゅうのはっかく

【意味】
高潔な人物のことをいう。

ことわざ博士
「雲中の白鶴」という表現は、その品格や人格が高潔で、まるで雲間から現れる白鶴のように美しいとされる人物を指すんだよ。
助手ねこ
そうか、それはつまり、人格がすごく立派な人のことを言うんやな。雲の中から現れる白鶴みたいに、まわりから見ても、その人の高潔さがひときわ輝いて見えるんやろな。それは、めちゃくちゃ立派な人を表す言葉やな。
【語源・由来】
雲の中の白い鶴の意から。空高い所にいる白い鶴を俗世間を離れた高尚な人物にたとえた語。

【類義語】
雲間うんかんの鶴

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「雲中の白鶴」の解説

カンタン!解説
解説

「雲中の白鶴」っていう表現はね、人がすごく立派な人格を持っていて、他の人たちとは違う特別な存在であることを示すたとえだよ。

ちょっと昔の話をするとね、二世紀の終わりごろ、中国の後漢王朝末期に、公孫度こうそんどという人がいて、戦乱から逃れて彼のところに来た邴原という人物がいたんだ。邴原へいげんはとても立派な人格の持ち主で、みんなに慕われていたから、戦乱が落ち着いて故郷に帰ろうとしても、みんなが寂しくて帰してくれなかったんだ。

だからある日、邴原は船の上で宴会を開いてみんなを酔っ払わせ、その隙にこっそり逃げ出したの。その時、公孫度は「邴原は『雲中の白鶴』で、小鳥を捕まえるような網では捕まえられない」と言って、邴原を追いかけるのをあきらめたんだよ。

「雲中の白鶴」は、雲の中を自由自在に飛ぶ白鶴の姿から来ていて、白鶴は普通の鳥とは違って、その美しさと優雅さから特別な存在とされているんだ。だから、「雲中の白鶴」は、邴原のように他の人たちとは一線を画した、特別な存在を表しているんだよ。

「雲中の白鶴」の使い方

健太
彼は思いやりのある雲中の白鶴だね。
ともこ
自己中な人が多い世の中にあって珍しいわよね。
健太
彼のような人が政治家になったらいいのに。
ともこ
残念ながら心が清い人は成功できないシステムなのよ。
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「雲中の白鶴」の例文

例文
  1. 彼の佇まいは格の違いが滲み出ていて、まさに雲中の白鶴だ。
  2. 人の道に外れたことは決してしない彼は雲中の白鶴といえる。
  3. 困っている人を救う雲中の白鶴を見掛けた。この世も捨てたものではない。
  4. 皇室は日本の象徴なのだから、雲中の白鶴であるべきだ。
  5. 厳しい修行を経て煩悩を捨て雲中の白鶴となった。

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