【ことわざ】
魚と水
【読み方】
うおとみず
【意味】
とても親密な関係のことのたとえ。
また、夫婦の仲がむつまじいこと。
【語源・由来】
水と魚が切り離せないように、きわめて親密な関係ということ。
「三国志・蜀志・諸葛亮伝」より。
蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、自分と諸葛孔明(しょかつこうめい)との間柄について、
「孤(こ)の孔明有るは、猶(な)お魚(うお)の水有るがごとし」
と言ったという故事に基づく。
【類義語】
・水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
・管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
・金蘭の契り(きんらんのちぎり)
・断金の契り(だんきんのちぎり)
・断琴の交わり(だんきんのまじわり)
・金石の交わり(きんせきのまじわり)
・刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)
【英語訳】
It is a close relation.
The intimate intersection which cannot be left.
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「魚と水」の使い方

ぼくと、ともこちゃんは小さなころからずっと仲が良いよね。

そうね。幼馴染ですものね。

ぼくが一番仲が良いのは、ともこちゃんだよ。

魚と水の関係ね。
「魚と水」の例文
- 彼と僕は魚と水の関係で、小学生の頃からもう30年の付き合いになる。
- お隣のご夫婦は、どこへ行くにもいつも一緒で手をつないで出かけているわ。魚と水ということかしら。
- おじいちゃんとおばあちゃんは、今年金婚式を迎えた。魚と水でうらやましいことだ。
- 私と彼女は高校時代から魚と水を続けている。
- 兄とその友人は、魚と水というような関係だ。
どんなに親密になったとしても、ひとときの交流のことに使うのは誤りなので注意が必要。
「国際交流で開いたパーティーでは、留学生たちと魚と水の関係になれた。」と使うのは誤り。
「国際交流で開いたパーティーでは、留学生たちと魚と水の関係になれた。」と使うのは誤り。
まとめ
友人同士でも、夫婦でも仲がよいことは素晴らしいことですね。
魚と水というような関係でいられることは、とても幸せなことではないでしょうか。
いつまでもそのような関係を続けていきたいものですね。