「天水桶に竜」の意味(類義語)
【ことわざ】
天水桶に竜
【読み方】
てんすいおけにりゅう
【意味】
すぐれた人がつまらないところにいて才能を発揮できずにいること。ありえないこと。
「天水桶」は、防火用に雨水をためておく大きな桶。
「天水桶に竜」という言葉は、非常に才能や能力を持つ人物が、その能力を十分に発揮できない環境や場所にいることを形容するたとえだよ。
それはまるで、大きな竜が小さな水槽に入れられているようなものやね。
本当にもったいない。環境や場所が人の能力を引き出すことがどれほど大切かを教えてくれる言葉や。
【類義語】
・掃き溜めに鶴
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「天水桶に竜」の解説
カンタン!解説
「天水桶に竜」という言葉は、とてもすごい能力や才能を持っているのに、その能力や才能を十分に発揮できない場所や状況にいることを表している言葉だよ。
ここでの「天水桶」とは、昔の日本の家の屋根から雨水を受けるための小さな容器のこと。そして「竜」は、大きな龍を指すんだ。
この言葉のイメージとしては、大きくて力強い龍が小さな天水桶の中にいる様子を想像してみて。そうすると、その龍は自由に動くこともできないし、本来の力を発揮することもできないよね。
それと同じように、「天水桶に竜」とは、すごい能力や才能があるのに、その場や状況が合わなくて、十分に活躍できていない人のことを指しているんだよ。簡単に言うと、「もったいない状況」みたいな感じだね。
「天水桶に竜」の使い方
こんな僻地にあんな優秀な人がいるなんて、天水桶に竜ね。
本社の人達とうまくやれなかったらしいよ。
天才って得てして人付き合いが苦手よね。
長所が突出すると、短所も突出するんだね。
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「天水桶に竜」の例文
- 優秀な人にこんな雑事を任せるなんて、天水桶に竜じゃないか。
- 天水桶に竜で、この国の損失だ。君はもっと大きな仕事をするべきだ。
- 天才的数学のセンスがある君がレジ打ちだなんて、天水桶に竜だよ。
- 才能あふれる人には役不足だよね。天水桶に竜で才能の無駄遣いだ。
- ともこちゃんを追い出し部屋にやるなんて、まさに天水桶に竜だ。上層部は何を考えているんだ。