「灯心を少なくして油を多くせよ」の意味
【ことわざ】
灯心を少なくして油を多くせよ
【読み方】
とうしんをすくなくしてあぶらをおおくせよ
【意味】
明かりを長くともすためには、灯心を長くしても駄目で、油の継ぎ足しが必要であるように、物事は根本が大切である。
「灯心」は、ランプなどに火をつけるための芯。
「灯心を少なくして油を多くせよ」ということわざは、ただ灯心を長くしても明るくならないことから、物事を行う際には表面的なことだけに目を向けず、根本的な部分をしっかり考えるべきだという教えなんだよ。
ほんまやな。ライトを明るくしようと思っても、ただの糸の部分を伸ばすだけやと駄目やもんな。
しっかりと油もたくさん必要やん。そんな感じで、物事をする時も、一つの部分だけにとらわれずに、大事なところ、本質をしっかり見極めて行動せなあかん、ってことを言うてるんやな。
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「灯心を少なくして油を多くせよ」の解説
カンタン!解説
「灯心を少なくして油を多くせよ」っていう言葉、実はランプの使い方から来ているんだよ。
昔のランプって、火をつける部分が「灯心」といって、それに火をつけて明かりをともすんだけど、その灯心だけを長くしてもあまり明るくならないんだ。だって、油がしっかりと入っていないと、明かりはすぐ消えちゃうから。だから、油をしっかりと足して、ランプをちゃんと使うんだよ。
このことから、この言葉は「物事を進めるとき、表面的なことや一時的なことだけに目を向けるのではなく、しっかりと基本や本質を考えて取り組むべきだよ」という意味になっているんだ。例えば、学校の勉強で簡単な問題ばかりやっていても、本当の意味での理解はできないよね。大事なのは、しっかりとした基礎を学ぶこと。そんな感じで、物事の本質を大切にしようっていう教えがこの言葉には含まれているんだよ。
「灯心を少なくして油を多くせよ」の使い方
また失敗しちゃったよ。
灯心を少なくして油を多くせよっていうわよ。根本から見直してみたら?
そっかあ。根本からだめか。
根本がしっかりしていれば、そうそう失敗しないわ。
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「灯心を少なくして油を多くせよ」の例文
- 目先のことにとらわれていると視野が狭くなりうまくいかないので、灯心を少なくして油を多くせよ。根本が大事なんだ。
- 基礎からちゃんとしないと、灯心を少なくして油を多くせよという。基礎がだめだと、何をしてもだめだ。
- 根本的なことが間違えていると、失敗につながる。灯心を少なくして油を多くせよというように、根本をおろそかにしてはいけない。
- 基本的なことを適当にすると成功する確率が低くなるから、灯心を少なくして油を多くせよといわれるように基本を大切にする。
- 失敗したくないなら、灯心を少なくして油を多くせよ。根本を丁寧にするべきだ。