「呑舟の魚」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
呑舟の魚
【読み方】
どんしゅうのうお
【意味】
大物。大人物。
善人にも悪人にもいう。
あー、それは要するに、めちゃくちゃ大きな魚のように、すごい人やな。業界で名の知れた有名人や、影響力が強い人のことを指してるんやな。
小さい魚とは違って、この大きな魚が動くと、周りも大きく動くわけやね。大きな存在感を持つ人のことを言うんやな。
【出典】
「荘子」
【語源由来】
舟を丸呑みにするほどの大きな魚の意から。
【スポンサーリンク】
「呑舟の魚」の解説
カンタン!解説
「呑舟の魚」っていう言葉は、昔の中国の書物「荘子」の中の「庚桑楚」という話から来てるんだよ。この話には、船を丸ごと飲み込んでしまうくらいの大きな魚が出てくるんだ。
でも、この言葉を使うときは、本当の大きな魚のことを言ってるわけじゃないんだよ。むしろ、すごく優れた人や大きな影響力を持つ人を指して使うんだ。「大物」とか「大人物」と言いたいときに、この「呑舟の魚」という言葉を使うことがあるんだよ。
だから、例えば、ある分野ですごくすごく優れていて、その分野でのリーダーやトップの人を指して「呑舟の魚」と言うことができるんだね。
「呑舟の魚」の使い方
渋沢栄一しかり、呑舟の魚は奥さんや子供が多いよね。
不倫は悪みたいな風潮だけど、OKにしたら、渋沢栄一みたいな呑舟の魚がまた現れるかしら。
激増しそうだね。
その陰で泣く人も増えそうね。
【スポンサーリンク】
「呑舟の魚」の例文
- 彼は一から会社をおこし、宇宙旅行にまで行った呑舟の魚だ。
- 呑舟の魚は破天荒な人が多く、大酒飲みだったり金にルーズだったりする。
- 彼は規格外の呑舟の魚で、良くも悪くも後世に名を残すだろう。
- 呑舟の魚になりたいなら枠にはまっていてはいけない。人とは違うことをしないとね。
- 健太くんは呑舟の魚だから、迷ったりしない。即断即決で後悔することもない。
この表現を転じて、社会や業界での非常に影響力のある人物、つまり「大人物」や「大物」という意味で使われることがあるんだ。