「似合わぬ僧の腕立て」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
似合わぬ僧の腕立て
【読み方】
にあわぬそうのうでたて
【意味】
似合わずおかしいもののこと。似合わないことをすること。
「腕立て」は、腕力にものをいわせて争うこと。
ははーん、なるほど。つまり、自分に合ってないことをしても、シックリこないってことやね。お坊さんがいきなり筋トレ始めたら、周りもびっくりするやろな。
自分に合ったことを見つけてやるのが一番やってことかいな。
【語源由来】
仏に仕える僧が腕力に訴えるのは不似合いなことから。
【類義語】
・法師の軍話
・坊主の公事だくみ
・町人の刀好み
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「似合わぬ僧の腕立て」の解説
カンタン!解説
「似合わぬ僧の腕立て」っていう言葉はね、人が自分に合わないことをしている様子をおもしろおかしく表した言葉なんだ。
ここで言う「腕立て」っていうのは、腕の力を自慢するっていう意味で、お坊さんが腕力を見せつけるのは、ちょっと変だよね。だってお坊さんって普段は心を清らかに保つことや、お祈りをすることが大切な仕事だから、力自慢をするのはちょっと違うんだ。
このことわざで想像してみると、たとえば学校の先生がクラスの前で突然筋肉自慢を始めたら、それってちょっと笑えるし、先生らしくないよね。それと同じで、「似合わぬ僧の腕立て」は、自分に似合わないことをしていて、それがなんだかぴったり来ない、おかしな光景を描いているんだよ。
「似合わぬ僧の腕立て」の使い方
普段台所に立たない健太くんが、料理をしている。
料理男子、すてきでしょう?
似合わぬ僧の腕立てだわ。怪我しないようにね。
心配ないさ。おいしいものを作るから楽しみにしていてね。
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「似合わぬ僧の腕立て」の例文
- 男女の差がなくなり、男子がピンクのランドセルを背負うのを似合わぬ僧の腕立てというとコンプライアンス違反になる。
- 細腕のともこちゃんがバーベルを持ち上げるのは、似合わぬ僧の腕立てで似つかわしくない。
- 生粋の都会っ子の健太くんが農作業とは、似合わぬ僧の腕立てだね。早々に弱音を吐くことにならなければいいが。
- 似合わぬ僧の腕立てのように、自分の性質に合わないことをすると無理がくる。
- 就職活動では、似合わぬ僧の腕立てより、自分の能力にふさわしい仕事を選ぶ。だからこそしっかり自己分析をする必要がある。
たとえば、静かに瞑想するのが普通のお坊さんが、力自慢をするような腕立て伏せをしている様子を想像するんだ。これは、その人には合っていない行動をしているという意味なんだよ。