「人の女房と枯れ木の枝ぶり」の意味(語源由来)
【ことわざ】
人の女房と枯れ木の枝ぶり
【読み方】
ひとのにょうぼうとかれきのえだぶり
【意味】
どうでもいいことのたとえ。また、良し悪しをとやかく言うべきでないことのたとえ。
要は、人のことでなくて自分のことをちゃんと見て、大切にしようってことやな。
【語源由来】
人の女房のことをあれこれ言ってもつまらぬことだし、枯れ木の枝ぶりをとやかく言ってもしようがないことから。
「人の女房と枯れ木の枝ぶり」の解説
「人の女房と枯れ木の枝ぶり」ということわざは、他人の配偶者や枯れ木の枝の形など、自分には直接関係のないことや、どうこう言っても変わらないことについて、余計な意見を言うべきではないっていう意味なんだよ。つまり、自分にとってはどうでもいいこと、または人の私生活などについて、余計な口出しをするのは避けた方がいいっていう教えなんだね。
たとえば、友達が選んだパートナーについて、「もっといい人がいたのに」とか、近所の木がどう枝分かれしているかについて、「もっと整理されていた方がいい」といった感じで意見を言うことがこれにあたるんだ。これらは結局のところ、その人たちにとっては重要かもしれないけれど、自分には直接的な影響のないことだから、言及することで不快な思いをさせる可能性があるんだよ。
このことわざは、人の私生活に対する不必要な批評や、関係のないことへの過度な関心は、しばしば余計なトラブルを招くということを教えてくれているんだ。人それぞれの選択や状況を尊重し、必要以上に首を突っ込まないようにすることの大切さを伝えているんだね。
「人の女房と枯れ木の枝ぶり」の使い方
「人の女房と枯れ木の枝ぶり」の例文
- 会議での議論が熱を帯びてきた時、部長は冷静に人の女房と枯れ木の枝ぶり、そこまで詳しく批判する必要はないと言って場を落ち着かせた。
- 人の女房と枯れ木の枝ぶり、他人の家庭事情に首を突っ込むのはやめておこう、と私はいつも友人に忠告している。
- 芸術作品の評価は主観的なもの。画家の作品に対して人の女房と枯れ木の枝ぶりと言われたら、それ以上の議論は無意味だ。
- 人の女房と枯れ木の枝ぶり、他人の選んだパートナーやライフスタイルをあれこれ言うべきではない、自分の人生に集中しよう。
- 新しい隣人が引っ越してきたとき、彼らの家族構成や生活様式について人の女房と枯れ木の枝ぶりと考え、あまり深く追求しないようにしている。
つまり、人の妻のことや枯れ木の形のように、どうにもならないことや、言っても始まらないことについては、とやかく言わずにおくべきだという意味があるんだよ。